統合失調症の一部は、胎児のときに脳神経系の発達に障害があることが、神経系の成長を促す「DISC1」という遺伝子を働かなくしたマウスの実験でわかりました。脳神経系の発達に問題があると、成長後にストレスが引き金となって発症すると考えられていたが、詳しいメカニズムはこれまでわかりませんでした。研究は、名城大学の鍋島俊隆教授。
100人に1人の発症率ということですが、あまり周りで統合失調と診断された人はいないので、あまりピンときません。ただ、専門家のお話を聞くと、何気なくかけられた言葉が引き金となって病状が悪化(表面化)することがある、ということで私たちも気にしなければならないなと思っていました。
病気のメカニズム解明が少しずつ進むと、それに対する治療法の開発につながります。今後が期待されます。
吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア