
- 栗原 守
- 有限会社光設計
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
木は地震に弱い、火にも弱いと言われていますが、現在の技術では、きちんと構造設計も可能で、防火の性能も優れた木造のビルをつくることは可能になっています。木造のビルをたくさんつくるようになれば、都市が森林以上のCO2の貯蔵庫になることができる。木材は鉄やコンクリートに比べて製造時にかかるエネルギーがずっと少ない。「木をもっと使おうという動きは世界的に盛り上がってきている。もともと木造が少ない石の文化の欧州でも木のビルを政策的に増やそうとしている」と記事にはあります。
日本にはもともと建物を木でつくってきたという1200年に及ぶ長い歴史があります。これからの環境も考えれば、もういちど日本の歴史を振り返って、ビルを含めて木造の建物を増やしていくということを考える時代になっているのかも知れません。
これからつくる戸建ての住宅はいろいろな意味でやっぱり昔ながらの「木の家」が一番なのではないでしょうか。
*建築家とつくる木の家 光設計の「呼吸する住まい ホームページ」