- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
今日は久しぶりにお日様を見た。
田中兄弟工務所の3兄弟、頑張って屋根の断熱まで終わり、ルーフィングが張られていた。
「インテリアラーチ合板」は、ラーチ合板を作るためにラーチ材をスライスしている時にいい目が出ると、インテリアラーチとして作られるということで、メーカーで在庫がなく、やっといい目が出て現場に入って来た。
この家の天井は殆ど杉の化粧垂木の上にインテリアラーチの現しとなるので、屋根の造作にはなかなか時間がかかってしまうが、屋根ができればそのまま天井ができたことになる。
なかなか奇麗なインテリアラーチの天井となった。
さて、基本的に野地板であるこのラーチ合板は、水平剛性を保たせるためのものであるため、しっかりと釘打ちされていなければならない。
耐力壁同様、N50釘@150というのが基準だが、実は、この「N50釘」というのが関東ではあまり流通していない。設計者がよく見ていないと、現場では頭の小さい梱包用の釘が使われてしまうことが多い。これだと基準強度がでない。
ここでは「CN50釘」という2×4用の釘を指定している。
この様に、設計者も釘の事をよく知らないので、釘の種類まで指定するケースは少ないのかもしれない。