- 野平 史彦
- 株式会社野平都市建築研究所 代表取締役
- 千葉県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
かつてはのどかな田園風景が広がっていたと思われる。
越谷の郊外だから、そこにまず、大きなネットを張ったゴルフ練習場ができたのだろう。
それから市街化が進み、狭い敷地にびっしりと家々が建ち始める。
基本的なプランは変わらないので、外壁の色を変えて個々のアイデンティティを保とうとする。
越谷にはかつてどの様な家々が建っていたのだろう。
新しい家は、いったいどこのデザイン?
無国籍な家々がひしめきあう。
こうして畑は島の様に取り残され、ついには跡形もなくなる。
典型的な今の日本の風景。