研究したのは、米ニューヨーク大学医学部のDaniel W. Wesson氏らのグループ。先生たちは、一番最初にアミロイドが貯まるのが嗅覚をつかさどる部位であることを突き止めました。また、アミロイドが溜まったマウスはにおいを嗅(か)いで覚えるのに時間がかかり、異なるにおいの嗅ぎ分けにも困難を伴うことが判明しました。
嗅覚の低下は、少しのアミロイド蓄積でも起こるので、早期のアルツハイマー病発見につながる可能性があるということです。
医学誌「Journal of Neuroscience(神経科学)」1月13日号
高齢の方で、ニオイがわかりにくくなったということを訴えられる方が時々いらっしゃいます。多くは、鼻粘膜への感染やアレルギーなどのことが多いようなのですが、慢性的な場合にはアルツハイマー病なども疑うことになります。
吉川祐介ウイケアカイロプラクティック