- 谷澤 史子
- ミューズ・ブランディング・アカデミー(株) 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
ビジネスの円滑剤として必要なのは「接待」ではないでしょうか?
「接待」というと、取引先に気を使って、緊張し、面倒な気がするという
方がいらっしゃいますが、
自らビジネスチャンスを逃しているような物です
上手な接待の為の【接待10か条】を作りました!
其の一 ≪相手の好み、食事、お酒、話題を予めリサーチしておく≫
貴方が何を食べたいかではなく、相手が喜びそうなお店を
選ぶのが大切です。
人は、好きな食事、お酒のスタイルの前では心を開く物です。
其の二 ≪無理のないスケジュールを組みましょう≫
急いては事を仕損じる。という事を頭に入れましょう。
相手も自分も時間のあるときにスケジュールを組みましょう。
時間の余裕は心の余裕になります。
其の三 ≪お店選びに気を使いましょう≫
お互いの時間の都合で、お店で待ち合わせという事もあるでしょう。
その際、わかりにくい場所にあるお店だと相手が迷ってしまう可能性があります。
もしわかりにくい場所であれば、地図を送るのはもちろん、近くまで
お出迎えに行くようにしましょう。
そして、相手の帰路も考慮して、便利な立地を選ぶのも喜ばれます。
其の四 ≪お店を味方にしよう≫
貴方がどんなに相手に気を使っても、お店の店員さんが無礼だったら
困ってしまいますね。
大切な接待である事を伝えれば、気の利いたお店ならば、静かな席を
用意してくれますし、店員さんも気を使ってくれるはずです。
其の五 ≪食事、お酒は相手に合わせる≫
僕はこれが好きだからではなく、相手の好みにまずは合わせるようにしましょう。
相手がワインを好むならば、とにかく一口でもお付き合いするようにします。
どうしても苦手ならば
「私は、まだ未熟でこの美味しさがわからないので、本当に美味しさをわかる○○さんどうぞお召し上がりください。私も今後勉強しますのでご指導ください。」
とやんわり、相手を立てて遠慮するといいでしょう。
其の六 ≪ハメを外さない≫
接待に無礼講はありません。
美味しい食事、お酒に貴方が酔ってしまって失態なんてことにならないようにしましょう。
其の七 ≪聞き役に徹し、話題を選びましょう≫
たとえ相手が第三者の悪口を言い出しても、貴方まで同調して接待の場で悪口で盛り上がるのは、時間が経つと後味の悪い気分がするものです。
「俺の事もどこかで悪口言っているのか?」と疑われる可能性もあります。
また、自社の批判、上司の批判もやめましょう。
相手にしてみればこれからビジネスをする会社や貴方の上司の評判が
悪い所と取引はしたくない物です。
そして、政治、宗教の話は避けたほうが無難です。
其の八 ≪スマートな会計をしましょう≫
相手が見えないところで会計をスマートにするのが上級者。
特に、領収書をもらうときは、相手に見えない所というのが鉄則です。
其の九 ≪別れ際まで力を抜かない≫
帰りのタクシーなどは、お店をでる前に用意してもらえるように手配しておくと喜ばれます。
また、電車をご利用されてお帰りになるときは、相手が電車に乗り込むのを見届けましょう。
其の十 ≪誠意≫
翌日電話を入れて遅くまでお付き合い頂いたことの感謝を
キチンと伝えましょう。
この接待がビジネスに繋がらなかったとしても、
今後良い人間関係をつなげることで、将来何があるか
わかりません。
もしかしたら、貴方の誠意ある態度の感動され、無二の親友に
なるなんて事も・・・
ここまで読んで「やっぱり接待って面倒だな!」と思った貴方!
それでは女性にモテませんよ。
接待10か条の「相手」を「女性」に入れ替えてみてください。
どうですか?
女性ならば「接待10か条」のようなデートを企画してくれる
相手に好意を持たないはずがありません。
「接待上手は、異性にモテる」
と断言いたします!