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閲覧数順 2024年04月23日更新

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飲むか飲まれるか!?酒との健康的な付き合い方(3)

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  1. 心と体・医療健康
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(続き)・・このように様々な長所や効能のあるお酒ですが、それを帳消しにしても余りあるほどの危険や弊害があるということを指摘せざるを得ません。

まず身体に対する影響ですが、アルコールは大量に飲むと体にとって毒物となるため、肝臓が中心となって分解しようとします。その酵素を充分に持っていれば分解が進みますが、日本人の約半数はその酵素を充分に持ち合わせていません。

分解酵素を持っていない人が無理して飲酒すると、アルコールやその代謝産物であるアセトアルデヒドが多量に体内に残留してしまうため、急性のアルコール中毒になってしまいます。このような方にとって基本的に飲酒は適しません。

それでは分解酵素が充分に備わっていれば問題ないかというと、決してそうではありません。アルコールの分解は多量の酵素とビタミン、ミネラルを消費し、肝臓などの内臓にとって大きな負担になります。多量の飲酒を長期間にわたり続けていると、次第に肝臓などに悪影響が現れます。

肝臓ではアルコールと脂肪滴の沈着による肝障害が発生し、進行すると肝硬変に至ります。肝硬変になると栄養素の合成が進まずタンパク質の欠乏から浮腫みが発生、また皮膚が黄色くなる黄疸に見舞われます。さらに食道などに静脈瘤が発生してしばしば出血死の原因となります。

そしてアルコールは高カロリー食品ですので、多量の飲酒は糖尿病の引き金にもなります。酒とともに食事も高カロリーであれば一層その危険性が増します。糖尿病が悪化すると網膜症や腎症などの合併症に見舞われて、最悪の場合、失明の危険性や人工透析の必要性に迫られます。

さらにアルコールはビタミンやミネラルを消費し、飲酒の数時間後に反応性の低血糖を招くため、慢性的な疲労感、神経障害、皮膚や粘膜の荒れ、性機能の低下など、様々な身体的な問題を引き起こします。またアルコールの刺激により胃腸粘膜の荒れから消化・吸収の障害をもたらします・・(続く)
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