暖炉や薪ストーブの炎に癒されたい・・
肌寒い季節になり、そんな日が多くなってきましたね。
独立以来、ずいぶん多くの薪ストーブや暖炉を手掛けさせていただき、
ご縁があってか・・何度かブログでもご紹介させていただいてますが、
11月から新宿リビングデザインセンターOZONEで、
建築家5人展『暖炉のある風景』に出展させていただいております。
そのなかでセミナーがあり、講師としてお話させていただいたのですが、
なかなか上手にお話しできず・・
このときのセミナーに来ていただいたかたのアンケートでのご意見・ご質問を参考に、
それぞれの特徴や選び方、どこにレイアウトするかなど、少しずつお話していければと思います。
今日は暖炉と薪ストーブの違いから。
暖炉と薪ストーブでは大きくは「暖房効果」「演出効果」に違いがあります。
どちらを優先するかによって、変わってきます。
暖炉は・・
炉がオープンになっているため、暖まった室内の空気が炉から屋外に排出されてしまい、
暖房効率はあまりよくありません。
薪も自然に燃えてしまうので燃費がよくありませんが、
薪の燃える音やにおい、直接火に触れることができ、演出効果は高いですね。
一方、薪ストーブは・・
炉が密閉されているので、鋳物からの輻射熱により遠赤外線の柔らかな暖房効果が得られます。
また、暖炉とくらべ、薪の持ちが非常に良く、燃焼効率がよいのも特徴です。
もちろん暖房器具として、十分活躍してくれます。
ともに、大きな換気装置になるのも特徴です。
寒い冬・・ほとんど窓を開けることなく過ごしたい軽井沢などの寒冷地。
火を燃やすことで、空気を吸って、吐き出してくれますので、
家のなかの空気をとてもクリーンにしてくれます。
素晴らしい!
そのほか、ペレットストーブというものもあります。
ペレットとという木のチップを固めたものを燃料に使います。
ペレットを入れて、スイッチを入れるだけ・・扱いやすさでは一番です。
薪ストーブ同様、暖房効果は抜群です!
皆さんはどっち派ですか?
暖炉?
薪ストーブ?
それとも・・ペレットストーブ?
アトリエ137のオフィシャルHPもご覧ください!
http://www013.upp.so-net.ne.jp/atelier137/
このコラムの執筆専門家
- 鈴木 宏幸
- (建築家)
- アトリエ137
シンプルでナチュラル。気持ちのいい空間を創ります
家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。「やさしい空間の中に、凛とした空気を感じる」と感想をいただきます。
「アイテム」のコラム
ストーブの居場所(2009/12/25 08:12)
薪ストーブの居場所(2009/12/24 08:12)
暖炉の居場所(2009/12/23 08:12)
人と人を近づける炎のある暮らし(2009/12/20 08:12)
炎が人と人とのつながりを(2009/03/03 20:03)