住宅「CO2ゼロ」義務付け〜EUの決意! - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

椿 邦司
有限会社椿建築デザイン研究所 代表取締役
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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住宅「CO2ゼロ」義務付け〜EUの決意!

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欧州連合EUは2021年以降新築する住宅やオフィスビルなどについて原則として、二酸化炭素(CO2)を実質的に排出しない「エコ建築物」とするよう義務づける規制を導入すること決定した。

建築物はEU区域内のCO2排出量の約40%を占めるため、抜本的な対策が必要と判断しての決定であり、日本の住宅政策にも大きな影響が与えそうである。

エコ建築物は太陽光パネル、地熱発電、風力発電の設備を設置し、高気密高断熱使用であり、給湯や省エネ照明など多義に渡る仕様が含まれるため、補助金や低利融資、技術開発などまだまだ検討事項が多く含まれている。

EUでは建物にエコ証明書/A>の発行義務付けも検討しており、対策効果で1家庭あたりの年間エネルギー料金を約300ユーロ(約3900円)削減できると試算し、建設産業の活性化効果も見込んでいる。