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先ず第一に、有効成分が充分に含まれていることです。例えばビタミン製剤の場合には、肝心のビタミン成分が必要なだけ充分に含まれているかどうかがポイントです。この点では国内の製品よりも米国など輸入品の方が、栄養素を豊富に含んでいる傾向があります。
次に安全性が十二分に確立しているということです。すなわち栄養素をどの植物または動物から得たのか、どのような方法で抽出したのか、添加物の類はどのくらい含んでいるのか、安全性試験はきちんとしたのか、安全性が公的機関によって証明されているか、などが重要な項目です。
さらに有効性がデータとして証明されていることも重要な要素です。いくら有効な成分を含んでいるとしても、実際に効果がなければ意味がありません。この点は医薬品と同じで、基礎データおよび臨床データで充分な結果が出ていることが前提となります。
さらにいうと、成分が可能な限り「ナチュラル」であることが大切です。同じ栄養成分であっても、人工的に抽出したものよりは自然に含まれているものの方が、人体内でより自然な形で効果を発揮し、より個々の細胞に馴染むことができるのです。
このように苦労して選んだサプリメントですが、法外に高い値段であったり、会社のポリシーが不健全であってはせっかくのサプリメントも色褪せてしまいます。価格が適正であるか、会社のポリシーや経営方針が健全であるかも、チェックすべき項目です。
最後に忘れてならないのが、やはり食生活などのライフスタイルがとても重要である、という点です。中には優れたサプリメントを飲んでいても、めちゃくちゃな生活をして体調を崩す人が後を絶ちません。先ずは健康的な生活を心がけ、次にサプリメント、という順序を守るべきです。
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このコラムの執筆専門家
- 吉野 真人
- （東京都 / 医師）
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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