それは、医師と患者との腰痛に対する意識の違いです。
患者本人と医師との間には、腰痛の受け止め方にも違いがあり、来院する患者のなかには「重篤な疾患が原因ではないかと恐れ、診断を希望して受診」、''「治療よりも痛みの除去を希望」''、''「孤独を癒すために受診する」''など、患者により医療機関を受診する理由が異なるといいます。このような患者側の希望に対応するためには、診療する際の視点を''病気''から''病人''へと変換し、''Cure''のみならず''Care''を重視した診療姿勢も重要であると述べています。
患者にとっては サイエンスより、むしろ目の前の医師の積極的な診療姿勢こそが病気と闘う意欲を与えている点を念頭に置いたものであり、以上の菊地氏の指摘は「患者サイドに立った診療の重要性」に基づくものです。
私の常々感じることではありますが、また改めて自己を問いたいと思いました。
山中英司
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このコラムの執筆専門家

- 山中 英司
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臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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