◇コラム 情報に混乱しないために大切なこととは?
こんにちは、八納啓造です。
先日、ある本を読んでいたら、江戸時代の人が一生に仕入れることの
出来る情報は、現在の3日分で生まれる情報程度であるという内容を
見ました。
また現在では1ヶ月で生まれでる情報量が倍になっているというから
驚きです。
インターネットが普及してから、加速度的に情報が増えているのだと
思いますが、情報の生まれでてくるスピードというものは、既に、人
の想像を遥かに越えているように実感します。
そんな中、このメルマガでご一緒出来るのは、個人的にもご縁だなぁ
と感じています。・・・ありがとうございます(しみじみ)。
さて、この情報の氾濫による混乱は、住宅業界や家造りなどにも当て
はまります。私のところに以前こられた相談者の方は「どこにいって
も自社の製品のメリットしか言ってくれないので比較のしようが無く
て困っています」というようなことを言っていましたが、ある意味
それは仕方の無いことでしょう。
例えば、商品を売っている人に話を聞けば、自社の商品の良さを説明
するでしょう。ある工法にこだわっている工務店に話を聞けば、その
工法の良さを説明するでしょう。
当然といえば当然なのですが「売り手市場の人に話を聞く」という
ことは自分のところの良さをアピールすることなのです。
ですが、これから家を建てようと思う方は、そこまで状況を把握して
いないことが多く「話を沢山聞いたけど混乱して家造り自体が分から
なくなった」となって家造り自体が億劫になりがちです。
これはある意味、沢山ある風邪薬の中から、各風邪薬の良さの説明
だけを聞いて薬を選ぼうとするようなものです。
では、どうすればいいでしょうか?
一番シンプルなのは「実際に建てた人の家を見せてもらい声を聞く」
という方法です。なぜなら、同じ立場の人の声だからです。
そしてその時に大切なのが「建てた人が自分たちと同じような価値観
や人生観を持っているかどうか?」を見極めることです。
例えば、風邪薬では諸症状が違っていたら効き目は半減でしょう。
これと同じことが言えます。
しかし、同じような価値観や人生観を持っているかどうか?はどのよう
にすれば分かるのでしょうか?
それは「この家を建てようと思った動機、この家を建てることで叶えた
かった夢はなんでしたか?」と聴くことで大体ピンと来るでしょう。
工務店や設計事務所の場合は、実際の家が完成した時に行う「完成
披露会」というものが、家を見る1つの機会になります。
当社の場合は最近
「HPのワークスにある、3つぐらいの家が気になるのですが、どれか
実際に見ることは可能ですか?」という問い合わせが多いです。
※当社のワークス(ちょっとPR(笑))
http://www.keizo-office.com/works-project.html
その場合、建て主の方に連絡を取って、見せてもらえる日を調整し、
実際に見てもらったり、直接話を聞いてもらったりもしています。
あなたが気になる工務店や設計事務所、ハウスメーカーがあるの
でしたら「実際に建てた家で見せてもらえるものはありますか?」と
聞いてみるとよいでしょう。
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このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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