食材や食品と並んで大切なのが「体温」です。人間の体温は36.5℃で一定していますが、最近では35℃台の低体温の方が目立ちます。35℃台になると免疫力や代謝が著しく低下し感染症などにも弱くなります。従って体温を36.5℃付近まで上昇させることが大切です。
そのためには上記のような野菜や果物などに加えて、適量の肉や魚などのタンパク源が欠かせません。無理なダイエットをして極端な偏食になるとタンパク質が不足して免疫力が低下し、風邪などをひきやすくなります。
それと並んで食材や食品の温度にも注意が必要です。夏場などはどうしても冷たい飲み物を飲みたくなりますが、冷たい食べ物や飲み物や腹部を冷やし免疫力を低下させる基となります。従って水も野菜も果物もあまり冷やさずにいただきましょう。
さらにお風呂の入り方が重要です。若者を中心にお風呂に入らずシャワーだけという人が増えていますが、それでは体はむしろ冷えてしまいます。かといって高温のお湯にさっと入って出てしまう「カラスの行水」では、汗ばかり出て意外と芯まで温まりません・・(続く)
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このコラムの執筆専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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