地盤調査には、いくつか方法がありますが、
住宅ではスウェーデン式サウンディング試験が一般的です。
ボーリング調査のほうが正確ですので、こちらを選択されるかたもいらっしゃるようですが、
私はもっぱらスウェーデン式サウンディング試験です。
理由としては、
断然安い!(笑)
ということはさておき、
4〜5ヶ所のポイントを調査しますので、敷地内のバラツキを把握できることが大きいです。
もし敷地の地耐力にバラツキがあったとしたら、
着工して杭を打ち始めたら、ほかのポイントでは調査結果よりもかなり弱くて、
どんどん杭が入っていってしまう・・なんてことが、起こりかねません。
着工してからそんなことが起こってしまったら・・
見積もりをまとめたのにぃ!!!
予算は大丈夫ですかぁ???
と、やな汗をかいてしまう羽目になるやもしれません。
多少正確でなくても、各ポイントの地耐力を松竹梅?くらいでつかむことができれば、
基礎形式と支持地盤を決められますし、
住宅規模ではサウンディング試験で素直に調査したほうがよいと思っています。
「サウンディング試験」は、ハンドルのついたT字型の棒があるのですが、
そこにおもりを載せて、25cm貫入するのにハンドルを何回まわしたかによって、
地盤の固さをはかっていきます・・原始的?(笑)
棒を足していきながら、土中に入っていかなくなるまで、これを延々やり続けるのです。
しかも、最低4〜5ヶ所(建物の四隅と中央)
これを手動でやるものと機械式とあるのですが、手動式のときは冬でも汗だくになっていますね。
特に軟らかい地盤では大変!
おつかれさまでございます・・m(_ _ )m
さてさて、I さんの敷地ですが、
ポイントごとのバラツキもなく、1m前後で止まったようです。
まだ詳しい結果はいただいていませんが、とりあえず・・ホッ
I さ〜ん、地盤も問題なさそうですよぉ!
このコラムの執筆専門家

- 鈴木 宏幸
- (建築家)
- アトリエ137
シンプルでナチュラル。気持ちのいい空間を創ります
家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。「やさしい空間の中に、凛とした空気を感じる」と感想をいただきます。
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