独立・起業と新規事業を確実に成功させる方法:その4
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誰も知らない、独立・起業を成功させる本当のお話
独立起業をする前に・・・
2009-11-16 10:00
前回の続き、「落とし穴」についてです。
昨今はやっているマーケティングやセールスのテクニックに潜んでいる大きな落とし穴。
それはいったいなんなのでしょうか。
マーケティングやセールスのテクニックにある落とし穴とは、それは、現状の自分自身を過大評価させてしまうという落とし穴です。
過大評価するに値する商品やサービス(つまり実力に比べて過小評価されている)であったりそれにふさわしい実力があれば、どんどんそれらのテクニックを使って売上げを上げていくほうがいいでしょう。
しかしながら、現状のスキルとあまりにもかけ離れてしまっていることを営業やマーケティングの段階で流布してしまっては、購入後に大きなクレームとなってしまいます。
セールステクニックやマーケティングテクニックは強力な武器ですので、使い方を間違えると自分自身を痛めてしまうことにもなりかねない、ということです。もちろん、これらは契約テクニックも同様です。
以上の内容を踏まえて、事業をすすめていくことで、自身にとって適切で無理がない事業発展が達成できていくと思います。
ここ10年で登場してきたさまざまなセールステクニックやマーケティングテクニックは、最新のテクニックであり、アメリカから導入された、などと言われていますが、それらは決して新しいテクニックではありません。そのほとどは戦前、戦中から日本でも広く行われていた手法で、決してアメリカから入ってきたマーケティングテクニックでもありません。
詳しくは、日本におけるマーケティングテクニックと広告の歴史を事例中心に紹介している拙著最新刊「なぜ、テレビCMをやめると売上げがあがるのか?」をお読みいただければ詳しくご理解いただけると思いますが、簡単にいえば、これから本当に必要な経営ノウハウは、マーケティングやセールスのテクニックではなく、「価値ある情報を必要な人に確実に届けるノウハウ」であるということです。
このことも独立、起業にあたっては事前に知っておくといいでしょう。
具体的にそれは、HP、書籍、セミナー、各種メディアによる情報発信と発信する情報の価値性となります。書籍ではそれらを「バイブルマーケティング」と称して紹介しています。
これらを執り行っていくことが、今回ご質問いただいている「安定的に売上げを上げていくために、しっかりとした信頼がおける企業と取引を行っていくために、その企業の見極め方や取引を開始するためのノウハウ、それと実際に契約をする場合に有利な契約になるようなテクニック」に直結していくものになります。
但し、これら「ほんもののノウハウ」は、通常のマーケティングやセールスのテクニックの何十倍も時間が長くかかることを理解しておく必要があります。そのため、多くの人はその実施をあきらめてしまい、簡単にすぐに結果が出るテクニックに走っていきます。
だからこそ、愚直に実施していくことで、勝機も出てくることになります。
株式会社パスメディア
主藤孝司