
- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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動画を活用したサイトを成功させるには? #5
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ウェブの地平線、ココ〜未来系。
デジタル知財がキーワード
2009-11-19 08:05
現実世界と、電子世界がある意味、せめぎあっている世界と言えるでしょう。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
最近では、YouTubeを活用する企業も増えているようです。
すでに、広告宣伝やマーケティング展開で、
動画投稿サイトなどを活用した新たなマーケティング手法が注目されています。
YouTubeなどの動画サイトを利用する場合、一体どのように差異化を図るのでしょうか?。
YouTubeでは、決まったインターフェースでの動画配信になるため、
今まではブランディングに活用するのは少し難しいと考えられていました。
ブライトコーブのサービスの特徴
プレーヤーのインターフェースをブランドイメージに合わせてカスタマイズする、動画上に企業サイトへのリンクを張って誘導することなどが可能です。
こういった仕様を利用することで、ブランドを企業側で100%コントロールしたいニーズを持つ企業がターゲットになります。
と米ブライトコーブのSVPアダム・ベリー氏は言います。
タワーレコードのケーススタディ
タワーレコードはこのサービスを使って、9月に「タワーレコード新宿店10周年記念サイト」を開設しました。
このサイトは、マウスの動きに合わせて動く日別のカレンダーに、動画やキャンペーン情報が掲載されています。
タワーレコードのスタッフによるCDの紹介や、アーティストから寄せられたお祝いのコメントの動画を配信しているのです。
動画上に載せたタワーレコード新宿店10周年記念のロゴや、動画終了画面からサイトへの誘導を図っています。
そういった一連の動画のカスタマイズはYouTubeでは実現が難しい状況です。
ただ、YouTubeとブライトコーブのどちらか一つに絞って利用するのではなく、
それぞれの特徴を生かして両方を活用すべきなのです。
具体的には、YouTubeには膨大なユーザーとトラフィックがあります。
これを生かして、まずYouTubeで製品・サービスの情報を詳細に伝えないティザー的な動画を公開して、多くの人々に興味・関心を喚起します。
製品・サービスに興味を持ったユーザーが企業サイトを訪れた時には、ブランドイメージに合った動画で訴求するといった使い方ができるのです。
ウェブは、文字通り、ネットでつなぐ世界です、
一つのサイトや、情報で完結するのではなく、リンクなどを張り巡らして、ユーザーを誘導して、
広告宣伝計画を立ててゆくことが重要になるのです。
つづく。
参考資料 : 日経ビジネスオンライン、2008年11月25日 火曜日 中村勇介氏