ダイニング収納の延長にシンクやコンロの並ぶキッチンカウンターが続き、その背面には引き出しをたくさん設けた天井いっぱいの食器棚が設置されています。キッチンの面材には、明るさの確保と汚れが拭きやすいように、真っ白なメラミン化粧板を採用しました。チークや漆喰を主体としたリビングダイニングとはちょっと違った雰囲気になっています。
さらに奥には、換気用の小窓がある冷蔵庫置場と小さなパントリーがあります。ここは元々は洗濯機置場だったところですが、洗濯機を洗面脱衣室のほうに移動することで、以前よりもキッチンスペースを広く確保することができました。
キッチンカウンターの高さは、クライアントの身長や料理スタイルに合わせて83センチとし、ダイニング側の収納や窓台と高さを揃えています。天板や扉の面材が違っても、高さや奥行きを統一することで、家全体の一体感につながります。
最近は、ワンルーム的なLDKスタイルが増え、キッチンもオープンになってきていますね。
アイランドキッチンを生活の中心に置き、広々とした明るいスペースで料理をするのもとても楽しいものですが、一方では「汚れやすいキッチンを隠したい」という方も多く、そういった要望も多く聞きます。
料理や生活スタイルは本当に人それぞれですし、各キッチン形状のメリット・デメリットもあると思うので、どちらがいいとは一概に言えないものです。
キッチンをはじめとした設備が絡むところは、一度造るとそう簡単に変えられない部分ですし、毎日使う所で、多くの人が妥協したくないところだと思います。
自分の料理スタイルをじっくり観察したり、キッチンでは主に一人で作業するのか?あるいは家族皆で立ったりするのか?、お客様を呼んでホームパーティをしたりするのか?などなど・・・、色々な角度から、より自分たちの暮らしに合ったキッチンを考えていっていただければと思います。
村上建築設計室
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