- 越智 昌彦
- 株式会社ひらく 代表取締役
- 研修講師
対象:人材育成
「遠慮」をしないことと「配慮」を怠らないことです。
両方の字に共通の「慮」の字には「考えをめぐらす」という意味があります。
仕事柄、上司(社長)との付き合い方の相談はよく受けます。
その時に必ず言うことは「遠慮しないで、自分の意見を言う事です。但し、配慮は怠らない事です。と、アドバイスしています。
私の経験上、上司(社長)は部下の意見や考えを求めています。
うちの上司(社長)はそうでもない!という意見が聞こえてきそうですが・・・
しかし、意見を求めない上司(社長)は居ない!と思います。
照れや自分を過信しているので、求めていない振りをしているだけです。
上司(社長)も同じ人間です。完璧ではないのです。
遠慮しないで自分の考えを伝えることが一番です。
そして、「配慮」です。
上司に自分の意見を伝える時には、上司(社長)に「配慮」をすることを忘れないことです。
具体的には「言葉遣い」と「態度」です。
「態度」のポイントは3つ
1・正対して話す
伝える相手と胸を正面から合わせる
2・目線を合わせる
伝える相手の目を見る
3・腕を組んだり足を組んだり、ふんぞり返ったりしない
椅子に座ったままでの発言はしない。必ず立つ事
「言葉使い」のポイントは3つ
1・人格を否定しない
「社長の考えはおかしいと思います!」より「社長の考えの他に、Aという考えもあると思うのですが、いかがでしょうか?」
2・必ず許可を得る
いきなり意見を述べるのではなく、「少しお伝えしたいことがありますので、お時間を戴けますでしょうか?」
3・端的に伝える
回りくどく伝えるのは逆効果です。結論から端的に伝えることです。
「言葉使い」では敬語に固執する必要は無いと思いますが、丁寧語以上の言葉遣いが必要と思います。また、クッション言葉は有効です。
正直、当たり前のことです。今まで学んできたことです。そして実践されていることです。
遠慮なく上司(社長)に意見が言える。会社は、GOOD・NEWSやBAD・NEWSが上司のところに入って来ます。
そんな会社の社風は良い雰囲気があります。
上司(社長)との付き合い方は
「遠慮」無く上司に意見を言ってください。
「配慮」を怠らないでください。
感謝