沈まぬ太陽、映画化! - ITコンサルティング全般 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
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沈まぬ太陽、映画化!

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徒然

沈まぬ太陽、映画化!



環の小坂です。

今月24日に山崎豊子さんの大作「沈まぬ太陽」が映画で公開されます。

白い巨塔、不毛地帯、二つの祖国、大地の子、華麗なる一族など
名作が多く、最近も運命の人(読もうと思ってまだ読んでいません)など
「心を振るわせる名作」が多い偉大な作家山崎さんの映画とあって、
非常に期待しています。

3時間以上の大作らしいですが、「映画に出来るのか?」という疑問もありながら
すごい楽しみです。

私が山崎さんの本を読むようになったのは大河ドラマの「山河燃ゆ(原作:二つの祖国)」がきっかけです。
私が小学生の頃です。
テレビ化された「大地の子」もドラマ・本共にみました。

山崎さんの作品はまずタイトルに惹かれます。
二つの言葉が相反する要素を抱え、それでいて雄大な言葉で構成されていて、
テーマを想像させます。
(祖国は普通一つだし、人は大地からは生まれないし、
 太陽は沈むものですが、その矛盾タイトルが
 内容と非常にマッチしてさらに感動を高めてくれます。)

そして複雑な立場にある主人公(日本人なのに極東軍事裁判の翻訳をするとか)が
逆境に立ち向かいながら生きていく生き様には大変感動を覚えます。
結末は自殺で終わる「二つの祖国」「華麗なる一族」に代表されるように
ハッピーエンドではないですが、「大地の子」のように生き別れた親子が
偶然日中合同企画で再開したり、閉職にあった主人公が
「大惨事」という悲劇の後、表舞台に返り咲く(非常に大変な立場ですが)
「沈まぬ太陽」のように「生き続ける」「信念を貫く」ことの
大切さを実感します。

さらにすごいと思うのが、「ほぼ」ノンフィクションでありながら(何らかのモデルがありながら)
非常に最近のことを題材にしていることで、臨場感が本からあふれてきます。

日航機墜落の頃私は小学6年生でしたが、その頃の話がテーマというのは身近です。

「沈まぬ太陽」はリアルすぎるがため、一部で論議も巻き起こし、
「誰がモデルか」のサイトも出来たりしていましたが、
最近の「再建問題」を見ていても「恩地が今いればなあ・・・」と思う人は少なくないはずです。
某鉄道会社にも恩地がいて欲しいですね。

この沈まぬ太陽は是非多くの人に見て欲しいと思います。

沈まぬ太陽の映画のサイトは下記にあります。
http://www.shizumanu-taiyo.jp/