人がお風呂に入るのは、汗や汚れを落とすことも勿論ですが、体を暖めることも目的の一つです。湯船にゆっくりと浸かることによって、はじめて体が芯から暖まりますし、ストレスや疲れを癒すことができるのです。
次に低体温の原因になっているものに栄養バランスの乱れがあります。体調不良の方々に目立つ食習慣として、甘いものや加工食品を頻繁に飲食しており、一方では野菜や果物などのナチュラルな食材の摂取が不足している、ということが挙げられます。
砂糖をたっぷり含んだお菓子や清涼飲料水の過剰摂取は、食後の急速な血糖値上昇に引き続く反応性低血糖を引き起こし、神経や筋肉の機能低下を誘発します。またこれらの食品群はビタミン、ミネラルなどの栄養素が少なく、神経や筋肉の疲労を助長してしまいます。
他方、野菜や果物にはビタミンB群やカルシウムなど、神経や筋肉の活動に欠かせない栄養素が豊富に含まれており、これらを日常的に充分量摂取することが不可欠です。また若い女性などに肉を食べない方がおりますが、肉は筋肉の材料であるアミノ酸の宝庫ですのでやはり必要な食材です・・(続く)
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このコラムの執筆専門家

- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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