そしてお風呂は毎日入りましょう。その際には38〜39度のぬるめのお湯に、ゆっくり浸かるのがポイントです。のぼせやすい方は「半身浴」がお勧めです。できれば10〜15分は入っているとベストですが、体調と相談しながら時間や温度を調節してください。
とても毎日入れないとか、1日1回入っただけでは足りないという方は、「足浴」もお勧めです。大きめの洗面器かバケツにお湯を入れ、足だけを入れます。足を温めるだけで全身が温まってくるから不思議です。読書しながらだと、時間の節約にもなります。
さらに有効なのは「運動」です。適度な運動によって体の代謝レベルが向上し、熱を産生しやすくなります。そのために少々の事では冷えにくくなります。また免疫力が向上し、風邪もひきにくくなりますし、ストレスの解消に役立ちます。
ただ夏場の運動は熱射病や脱水などの危険もはらんでいるため、暑さ対策や水分の補給はことのほか大切です。特に屋外での運動は日中は避け、涼しい朝や夕方にするとよいでしょう。また運動の前後に、充分の水を飲むことも忘れてはいけません。
| コラム一覧 |
このコラムの執筆専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
03-3277-3737