黄金の都”シカン” - ITコンサルティング全般 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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黄金の都”シカン”

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新宿のホームページ作成会社 取締役の日記

黄金の都”シカン”



環の小坂です。

昨日は上野の国立科学博物館に行ってきました。
「黄金の都”シカン”展」をやっていて、以前から観に行きたいと
思っていたのですが、時間があったので、行っていました。

16時頃行ったのですが、もっと早く行けばよかったです。
17時閉館なので、1時間だと時間が足りません。
1時間30分以上は余裕を見たほうがいいでしょう。

シカンは「プレインカ」ともいわれますが、
南米ペルーを中心に栄えた文化です。

日本人の島田泉さんが発掘したことで有名です。
日本の平安時代から鎌倉時代にかけて栄えました。

当時の南米の太平洋側は複数の国家が立ち上がっていましたが、
その中で黒土器などの確かな技術に支えられ、
シカンは交易の中心として栄えたそうですが、
注目すべきなのはその「黄金文化」。

黄金文化というとインカ帝国が有名ですが、
トゥミ(ナイフようのようなもの)や仮面・装飾品など
様々なものに金や鉄などが使われています。
貝殻なども使われています。

国自体は今のペルーと同じぐらいの大きさだと思いますが、
交易圏だと、北はベネズエラ・コロンビア・エクアドル、
南はチリ・アルゼンチン、東はブラジル西部・パラグアイ・ボリビア
あたりまで及んでいたそうです。

南米はその地理的条件からヒトが到着したのが今から1万5千年ぐらい前と
遅いのですが(日本は4万年前、アジア・欧州はもっと前、
到着が一番遅い太平洋諸島やニュージーランドは
1000年〜2000年前らしいです。)
その遅れを取り戻す素晴らしい文化です。

展示品は発掘品についての解説やそこからわかる
国家の形態や文化などについての説明ですが、
時代は進んだものですね。

埋葬されている「高貴な人」の血縁関係まで推測していました。
シカン文化はその後の文化に継承されながら消えてしまいましたが、
歴史というものの壮大さに感動します。


話はそれますが、ここ数十年でも歴史は変わりました。
例えば私が小学生の頃、中国の「殷」は伝説の国と言われ、
「ないもの」と言われていましたが(つまり中国は周から)、
今ではあるものとされています。
その前の「夏」も今では存在が確認されているようです。

アメリカ大陸でもインカ・マヤ・アステカなどが有名ですが、
今後はそのルーツとなるそれ以前の文化が発見されるのかと
思うとわくわくします。

尚、「黄金のシカン」展は10月12日までですので、是非皆さん
行ってください。
また、国立西洋美術館では古代ローマの遺産もやっているようで
上野は1日楽しむ予定で行くといいと思います。