PMS月経前症候群 - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

吉川 祐介
Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア 院長
カイロプラクター

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対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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生理がある女性の2〜4割に



むくみや頭痛、肩こり、イライラ、憂鬱など、生理の7〜10日前から不快な症状があらわれ、生理が始まると楽になる・・・・。

こんな症状を月経前症候群(PMS)といいます。生理がある女性の2〜4割くらいの人に、特に強くあらわれることがあり、特に30代から更年期にかけての女性に多いようです。

仕事や育児のストレスが多く、ホルモンバランスが乱れやすいからです。漢方薬での治療がよくおこなわれますが、鍼灸治療も効果的です。


どうしてPMSになるの?



PMSは、生理前に女性ホルモンのバランスが乱れて起こります。ふつう、生理が終わる頃になるとエストロゲンという女性ホルモンの分泌が増え始め、排卵前にピークとなります。もうひとつの女性ホルモンのプロゲステロンは、排卵後ピークを迎えます。プロゲステロンによって、排卵時期に体温が高くなり高温期となりますが、その分泌が乱れると高温期が不安定になってしまいます。


病院に行った方がいいPMS



仕事を休まないと我慢できないくらいの症状があるのでしたら、一度、産婦人科を受診しましょう。生理前だけでなく、生理中の腹痛や腰痛が強いときは、子宮筋腫や内膜症などの可能性もあります。


ケアと予防はどうすればいいか?



PMSの予防には、まず基礎体温をつけてホルモンバランスの異常を確認します。バランスが乱れているとわかったら、それを整えるために生活習慣に気をつけましょう。

女性の生理にまつわる症状は、昔から「血の道の病」といって、血の巡りが悪くなることで起こるとされ、鍼灸治療によって血の巡りをよくすることでかなり楽になる方が多くみられます。また、知を統括している肝臓の働きを高め、また循環をよくする気の働きを強める経穴を刺激することが、予防につながります。

食生活では、女性ホルモンと同じような働きをするイソフラボンをたくさん含む大豆食品を積極的にとりましょう。また、ホルモン代謝に必要なビタミンB6を含む赤身の魚(マグロやカツオなど)をとります。

イライラが強いときは、コーヒーや緑茶など、交感神経を刺激するカフェインを多く含む飲み物は避けましょう。むくむときは、塩分を控えめに。


ストレスとPMS



ストレスは、PMSを悪化させる大きな要因です。不規則な生活や、人間関係のストレスを取り除くことで症状が改善することが多くあります。こうしたストレスは、気血の巡りを悪くするので、鍼灸治療で悪くなった気血を整えるとよいようです。

軽いランニングで気持ちよく汗をかくのも、体内に新鮮な酸素を巡らせてストレス解消に効果があります。




Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケアでのPMS治療



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吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア