- 坂田 岳史
- 有限会社ダイコンサルティング 代表取締役 IT経営コンサルタント
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
今日は、経営改革の方向についてお話します。
尚、このコラムは、私が発行しているメルマガ「さかやんのコンサル日記」から抜粋してお送りしています。
http://archive.mag2.com/0000116110/index.html
---------------------------------------------------------------------------------
うちの息子が塾に通っています。塾では現在の学年よりも進んだ問題がでます(小4に小6の問題をさせるなど)。息子は、難しい問題が出てきたら「これは6年生の問題なのでできない」と言います。
塾の先生は、「6年生の問題だと思わずに取り組んでください」と言います。
つまり、今ある問題を6年生の問題と思うと、分からなくても当然になりますが、そうでなく今与えられた問題をとく、という気持ちで取り組むと難しい問題もできるようになるというのです。
確かにそうかもしれないですね。
よく中小企業の社長さんが、新しいことを始める時に「今のうちの会社じゃムリだな」と言われることがあります。ムリとは、人的、資金的、技術的などいろいろ要素がありますが、ムリと思ってしまうとそこまでです。
よくSWOT分析というものをやります。自社の外部環境と内部環境を分析して取る道(戦略)を決める方法です。この時、外部環境と内部環境を一緒に分析するとどうしても、内部環境の弱みを見てしまいます。
例えば、従来大手の得意先から受注を得ていたが、今後は受注が少なくなるとします(外部環境の変化)。取るべき道はいくつかるでしょうが、「自社製品を開発して独自販売を行う」というのも1つの道です。
しかし、内部環境(自社内の分析)を一緒やると「うちには技術がない」「開発できる人材も設備もない」だから、自社製品なんてできない。とあっさり結論づけてしまいます。そうでなく、今自社がやらなければいけないことをしっかり決めて、それを行うために足りない経営資源があればそれをどうやって調達するかという視点に立たないと、本当の経営改革はできないでしょう。
今日の一言
「まずは、方向を決めてから資源調達せよ」
********************************************
有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(近畿経済産業局認定 ベストITサポータ)
sakayan@daiconn.co.jp
http://www.daiconn.co.jp
TEL:075-222-6951 FAX:075-222-6965
------------------------------------
私の理念
「一期一会」その瞬間を大切にします。