- 阿妻 靖史
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
色々な心理学の本を読むと、
親との関係が恋愛や結婚生活に影響する、ということが書いてあります。
確かに、そのような、統計的な傾向はあります。
ですが、ここで大事なことは、それを知った上で、どうするかです。
ひとつの提案をします。
必ずしも、その通りしなければいけない訳ではありませんし、頭では分かっても実行に移せない段階の人もいると思います。ですので、あくまで提案だと思って参考にしてください。
不幸の世代間連鎖に気づいた人が、断ち切りましょう。
子供に精神的負担をかけてしまい、子供がのびのびと成長できない家族のことを機能不全家族と呼ぶのですが、このような家族を作ってしまう親もまた、機能不全家族で育ったケースが多いのです。
子供時代に身につけた、幸せにならない心の習慣や、子供時代に経験して飲み込んでフタをした辛い感情は、大人になってからは「運の悪さ」「生き辛さ」「原因不明のイライラ」「原因不明の心身症状」などになって表面化します。
だから、本人の意識では「頑張っているのにうまくいかない」と感じるものなんですね。
ですが、よくよく勉強し、潜在意識の中にあるものを浄化していくことができれば、悪運は断ち切れます。なにか、呪いのようなものがあるわけではないのです。(※呪いはひょっとしたらあるのかもしれませんが、呪いなど持ち出さなくても説明可能ですし、多くの場合解決も可能なのです)
大事なことは、気づいた人が、断ち切ることです。
自分の家系が、不幸の世代間連鎖を背負っているな、と気づいた人が、断ち切る努力をすることが大事なのです。
ちなみに、親から子へと連鎖するものの正体は何かというと、私の考えでは、
・心深くに閉じこめられた、ネガティブな感情
・幸せになりにくいものの考え方、心のクセ
です。
ですから、不幸の世代間連鎖を断ち切るというのは、
・深く抑圧された、怒り・寂しさ・恐怖・悲しみをしっかり感じて吐き出すこと
・心についた悪い習慣を直す
ということです。
お祓いとか、神頼み系に行く前に、こういうことをしっかりやりましょうね。
(元記事不幸の世代間連鎖を断ち切ることの大切さ)