「たのしいな!幼児のうたと音感」を研究してみたいと思います。
全国のピアノ講師から絶大な人気を博す遠藤先生
先日、遠藤先生のセミナーに参加させていただきましたが、150人ほど入る会場が、
ピアノの先生で埋め尽くされるほどの人気ぶりでした。
私も数多くピアノ教育系のセミナーに参加していますが、これほど人気のある
先生は、あまりいないのでは、と思うほどでしたね。
当日、会場で売られていた先生の教本も、飛ぶように売れていました。
先生のお人柄が込められた教本
遠藤先生の教材はどれも、先生のあたたかいお気持ちが入っているようで、
子どもたちにもとても人気がありますよね。
今回の、「たのしいな!幼児のうたと音感」についてですが、「はじめに」にもありますように、
小さいお子さんの音感を育成するための教本で、2才、3才くらいの生徒さんが、
きちんと音程の取れるような良い耳を育てることを目的にしています。
ドレミなどの音名を習得するよりも、音と音の関係(音程)を聞き分けられるような
「耳」を育てることを最重要課題としています。
「おうたあそび」
「なきごえあそび」
「おんかんあそび」
の4ページを1セットとして、先生と歌いながら楽しく勉強できるカリキュラムとなっています。
各学習を詳しく見てみる
各学習を簡単にご説明致してみます。
■「おうたあそび」→子どもが知っている曲をとりあげている。知らない曲は
丁寧に教える。歌を覚えてから先生と一緒に踊ったり、
手遊びをする。歌う→踊り→模唱をゆっくりで良いので
確実に仕上げるようにする。
■「なきごえあそび」→リズムの聴き取りの勉強。カードのなき声を先生の
真似をして練習。先生が出したカードを自分の手を
打ちながら言えるようにする。
■「おんかんあそび」→2つのカードの音程を覚えてカードを当てる。
ドレミの音名にこだわるよりも、きちんと音程を
聴きわけることが大事である。
「おんかんあそび」のところは、ただ単音で「ドレド」のようにやらずに、
講師が旋律に簡単なコードを付けることで、和音の響きの中で覚えさせたいものです。
体を動かすことも、導入期のレッスンには必要
おどりの指導も、体を動かすことが大好きな子供たちには大切なことです。
これは、レッスンのちょっとしたアクセントとして取り入れることで、
子どもたちも楽しく学び、そこから意欲も湧いきます。
またこの教本では、歌を歌うことで、音感が自然と身につくようなシステムになっているので、
講師は、率先して大きな声でうたってあげたいものです。
まだご覧になっていない先生は、ぜひ手にとって見てみてください。
※「たのしいな!幼児のうたと音感」
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