どんな仕事も長続きしない？

講演・雑誌掲載など 2009-07-31 21:12

先日雑誌の取材を受けました。
「人には聞けない悩み相談コーナー」で読者の相談に答えるもの。
相談内容は、「どんな仕事も長続きしません・・・」

具体的には、「これまで正社員や派遣で仕事に就いても
2年以上続かない。いろいろな職種を経験したが、
職場があわなかったり、仕事がつまらなかったりで
辞めてしまった。働くことは好きなので、今度こそひとつの
仕事をやっていきたいがどうすればよいか？」
というもの。

ポイントは２つあります。

まず１つは何で辞めてしまうのか、その原因を
ちゃんと考えてみること。
「私はどんな仕事も長続きしない！」と決めつけていますが、
長続きしない理由があるはずです。

「職場があわない」とか「仕事がつまらない」と
簡単に片づけていますが、なぜ職場があわないのかを
考えてみることが大事です。
その原因をしっかり考えないと、
またいつもの繰り返し（＝辞めちゃう）になってしまいます。

例えば「職場があわない」のは、
会社のカルチャーなのか、派遣としての働き方なのか、
上司が原因なのか、または一緒に働く人なのか、
「あわない」にもいろいろあります。

「仕事がつまらない」は、どういう点がつまらないのか？
任せてもらえない、オペレーション作業だから、
会社の商品に興味が持てない、人と接する機会がないなど、
人によって「つまらない」もいろいろあります。

これまでの経験を振り返って、
それぞれの原因をじっくり考えてみるとことです。
それによって、
自分が嫌だ、嫌いだ、あわない、苦手だ、
と思うことがクリアーになります。

そして、逆に働きたい環境、働き方、仕事の内容なども
同時にクリアーになってきます。

２つめは、意識の問題。

どんな仕事であっても、
意識一つでいくらでも自分で楽しくできるもの。
単なる作業人となるのではなく、今やっている仕事の
意味をしっかり考えてみることです。

「なんでこんな仕事しなきゃいけないんだろう・・・」
ではなくって、
「この仕事はどういう意味があるんだろう」
と、前向きに考えることです。

考えるだけではなく、常に何か付加価値をつけよう！
と心がけること。
10言われたことを10やるのは当たり前。
10を12にするよう、
工夫して付加価値をつけることが大切。

たとえ単純な作業であっても、
その仕事の意味を考えたり、
見方ややり方をちょっと変えてみることで、
同じ仕事でももっと楽しくなるはずです。
それによって、仕事の幅も拡がります。

仕事の幅が拡がり、
さらに付加価値をつけて仕事をしよう！と意識することで
どんどんスキルも身についてくるはずです。
スキルが身につくと自然に楽しくなります。
少しずつ努力することで自分では気がつかないうちに
スキルが身につき、そしてキャリアアップにもつながります。

どんなことであっても、
「考えること」、「意識すること」はとても大事なことです。

マンネリ化したり、つまらないな・・・と思っている場合は、
ちょっと考えたり、意識してみてください。
違う世界が見えてくるはずです。

掲載雑誌は、
『美人計画HARUMO』（8月号・7/2発売）です。
http://www.weishun.co.jp
ぜひご覧ください。
（掲載しきれなかったことを書きました。）

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