- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
大学卒業後、経理会社で経理を覚え、「大卒」と罵倒されながらも佐川急便のセールスドライバーとして働き、独立資金の300万円を貯める。
その後、「つぼ八」のフランチャイズとして会社を設立。
1992年、居食屋「和民」を開発し店舗数を拡大、1996年に店頭公開、2000年3月に東証一部上場。
現在、ワタミグループは、「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」を合言葉に、2020年売上高1兆円を目標としています。
そんな渡邉社長に直接お会いしたくて、ずっと意識していたら、ナマで講演を聞く機会がありました。
そこで社長は、子ども達の教育に対する熱い思いがあり、将来は学校を作りたいということを知り、益々感動!
この方のお役に立ちたい〔・・・ていうか、私にも何か手伝わせて欲しい〕と思いました。
それから数カ月後、ワタミの株主総会に〔株主でもないのに〕潜り込んで参加しました。
ちょうどこの年、ワタミは業績が落ち込んでいる時期でした。
こういう場合、一般の会社の株主総会だったら、投資家から経営者に対する厳しい追求や批判がありそうなものなんですが、ワタミの場合、驚いたことに、一般の株主の皆さんがとても親身な感じなのです。
スピーチをする渡邉社長の話を好意的に受け止め、質疑応答の場面でも、株主は冷静な態度で臨んでいました。
本当に渡邉社長のことが好きで応援したい、という気持ちで投資した人が多いことを感じました。
株主総会の後、少人数で行われた懇親会にもちゃっかり参加。
そこにたまたま知り合いの経営者が居たため、渡邉社長に直接紹介していただけることができました。
渡邉社長は、本当に誠実で謙虚なオーラが出ていました。
名刺交換をした後、「私、渡邉社長のファンなんです。将来、教育事業をされることがあったら、ぜひ私にもお手伝いさせてください!」と言って、私の考えを綴った文書を手渡してきました。〔さすがにこの強引さに苦笑されてましたが・・・〕
翌々日、なんと!自宅のポストに渡邉社長から〔直筆の〕葉書が届いていました。
一瞬、名刺交換しただけの見ず知らずの私に、温かい感謝の言葉とコメントが刻まれていたのです。
渡邉社長は、自社の社員に対しても、誕生日には必ず直筆の葉書を送るといいますから、毎日、いったい何十通の葉書を書いておられるのかわからないのです。
それなのに、どんな人にも分け隔てなく、心遣いをされるなんて・・・本当に感動しました。
●渡邉社長から学んだこと
・夢に日付を入れて、理想と現実の差を埋め続ける努力をすることで、夢は叶う。
・お金とは、「ありがとう」が形になったものである。