- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
MMFは次の金融商品を探すまでの、一時的な避難場所としてお勧めします。購入後1ヶ月たちますと売却可能ですので、定期預金より使い勝手が良い商品です。但し、運用成績が運用会社によって0.25%から0.45%と大きな差がありますので、事前に調べておきましょう。
国債は変動金利の10年国債も良いのですが、金利の上昇などの推移を見極めながら2年、5年の固定金利の国債の購入もお勧めです。また、3ヶ月に1回利息が入るよう、1月と4月など2回続けて購入することもお勧めしています。
一方、国債の金利では低いとお考えの方に、電力会社や鉄道会社が発行する社債、都道府県や横浜市などの自治体が発行する地方債もお勧めです。現状、金利動向(上昇)から、償還期限は短いものが良いと考えています。
数年前まで、日本政府のデフォルトの可能性、破産するとの予測が話題になり「日本国債は紙切れになる」という内容の本が沢山ありました。私は、国民の殆どが日本を信頼し購入を継続しますから、紙切れにはならないと考えています。また、そのような情勢になった場合、それに対応するために解約が可能で、前2回、前4回の利息を返却するペナルティーだけで元本が帰ってきます。
そしてこのルールは、短期金利が大幅に高くなった場合、乗換えにも使える優れものです。従って、個人投資家には個人向け国債は大変有利な商品です。
また、債券は発行体の信用度、購入価格、金利と利回り、そして期間を検討すればよく、分かりやすい商品ですので、ご自分で選択して購入するに適した商品と考えています。