国内債券は直接購入がお勧めです - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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国内債券は直接購入がお勧めです

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 円現預金の次に位置するのはアセットクラス?債券です。債券投資では、MMFと公社債投信がありますが、お客様にはコストの面で国債や事業債などの直接購入をお勧めしています。
 MMFは次の金融商品を探すまでの、一時的な避難場所としてお勧めします。購入後1ヶ月たちますと売却可能ですので、定期預金より使い勝手が良い商品です。但し、運用成績が運用会社によって0.25%から0.45%と大きな差がありますので、事前に調べておきましょう。

 国債は変動金利の10年国債も良いのですが、金利の上昇などの推移を見極めながら2年、5年の固定金利の国債の購入もお勧めです。また、3ヶ月に1回利息が入るよう、1月と4月など2回続けて購入することもお勧めしています。
 一方、国債の金利では低いとお考えの方に、電力会社や鉄道会社が発行する社債、都道府県や横浜市などの自治体が発行する地方債もお勧めです。現状、金利動向(上昇)から、償還期限は短いものが良いと考えています。

 数年前まで、日本政府のデフォルトの可能性、破産するとの予測が話題になり「日本国債は紙切れになる」という内容の本が沢山ありました。私は、国民の殆どが日本を信頼し購入を継続しますから、紙切れにはならないと考えています。また、そのような情勢になった場合、それに対応するために解約が可能で、前2回、前4回の利息を返却するペナルティーだけで元本が帰ってきます。
 そしてこのルールは、短期金利が大幅に高くなった場合、乗換えにも使える優れものです。従って、個人投資家には個人向け国債は大変有利な商品です。

 また、債券は発行体の信用度、購入価格、金利と利回り、そして期間を検討すればよく、分かりやすい商品ですので、ご自分で選択して購入するに適した商品と考えています。