
- 加藤 俊夫
- 司法書士法人リーガルパートナー
- 司法書士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
引き直し計算すると、借金が減ります。
仮にあなたがサラ金から50万円を年利29.2%で借りたとしましょう。
毎月の返済額は23,000円とする契約です。
約定どおり返済を続けると3年間でどうなるでしょうか?
年利29.2%で支払った利息分・・・43万8,000円
年利29.2%で返済した元本分・・・39万24円
残元本・・・10万9,976円
これを法律上支払うべき金利年18%で引き直すと
年利18%で返済した元本分・・・55万8024円 となり、返済額が元本を上回ります!
返済額が元本を上回るということは返済が終わっているということです。
引き直し計算をすると3年未満(2年8か月ほど)で返済が終わります。
つまり、1年ほど早く返済が終わるということなのです。
記事は拙書〜司法書士がやさしく教える「借金問題解決バイブル」(現代書林)からの抜粋です。