
- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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イナテーク!放送アーカイブの未来系 #3
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メディアと映画、ずっと楽しい関係。
TVの行方、これからのテレビは?
2009-07-30 08:25
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
メディアの可能性を探る!
人気コラムのシリーズ「イナテーク!放送アーカイブの未来系」 第三弾です。
今回のシリーズは、世界的に放送文化の注目を集めている、フランス、イナテークについて、
興味深い報告がありましたので、放送アーカイブの未来系として書いてゆきます。
前回のポイントとしては、
20世紀は、TV番組は、コンテンツを外部から見て研究する領域であった。
21世紀は、情報メディアを内部から、多面的に研究できる領域へと進化する。
映像メディアを、フローではなく、ストックとして考え、あいまいな記憶ではなく、
確かな記録に基づいて研究できるようになったことが、大変重要な要素であること。
二重の意味での情報メディアのストック化
ロード所長は、全てのテレビの歴史的厚みを、記録化、平面化できるようになった。
それぞれの番組は、分離集合できるようになり、時間は一平面状におかれることになる。
と言います。
ちょっと難しいですが、
今まで時代の空気の中で、見るだけだったTV媒体が研究対象の素材として、また、
あいまいな記憶から、
リアルな人類の記録として、再構築、可視化できるということです。
SF映画ではないですが、マトリックスのような映像イメージのストックが可能になってきたのです、それを、''水平にも並列にも並べて、調査、研究、分析ができるようになる''のです。
TV番組を制作する、TVマン、ドキュメンタリストたちは、現在に視点を置き、
21世紀のアーカイブス研究は、過去と未来に視点を置く。
のが、これからの映像メディアの地平線なのかもしれません。
これは、人間にとって、また、人類にとってどんな影響を与えてゆくのか?
とても、大きなテーマで、また大変楽しい考え方で、
久しぶりに、私の脳みそはブンブンと揺さぶられたシンポジウムでした。
つづく。
パネリスト :
東京大学大学院情報学環教授 石田 英敬
東京藝術大学代が鵜イン映像研究課長 藤幡正樹
NHK放送文化研究所 桜井 均
放送大学教授 付属図書館長 柏倉康夫
オールアバウト/専門プロファイル、山藤