- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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イナテーク!放送アーカイブの未来系 #2
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メディアと映画、ずっと楽しい関係。
TVの行方、これからのテレビは?
2009-07-28 09:05
私の地元、埼玉県の熊谷市にも、夏祭りの「うちわ祭り」があります。
この時期は毎年、地元に帰って、いつもお世話になっている神様にご奉公の日です。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
イナテークに見る放送アーカイブの未来系の第二弾です。
メディアの可能性を探る!として、NHK放送文化研究所、研究発表のシンポジウムの内容を参考に書いてゆきます。
前回のおさらいとして、
イナテークについて、
イナテークは、フランスの国営放送が、文化行政の一環で開設した''国立のメディアアーカイブ研究所''です。
フランス国内で放映されている、テレビ98局、ラジオ22局、を全放送をリアルタイムで録画、
アーカイブ化している組織なのです。
イナテークのアウトライン
情報収集部門 45名
技術部門 20名
アノテーション部門 10名
閲覧部門 10名
その他 19名
TOTAL 104名
このくらいの規模で全てのTV局、ラジオ局の番組を録画、デジタルアーカイブ化しているのです。
必ずしも、莫大な予算を計上していない点が、日本でも大いに参考になるのではないでしょうか?
要は、やってみようと言う前向きな意思が大切なのです。
さすがヨーロッパの中心にあるフランスですね。
イナテークの可能性は?
20世紀は、TV番組は、コンテンツを外部から見て研究する領域であった。
21世紀は、情報メディアを内部から、多面的に研究できる領域へと進化する。
TV番組は、その性格から情報の鮮度が重要視されてきましたが、
これからは、メディアの時間、その流れるままに、絶えざるフローをまず停止して考える、
と言うことがことが出来るようになると、ロード所長は言います。
映像メディアを、フローではなく、ストックとして考える。
今まで見るだけで流れていったテレビのメディアを、あいまいな記憶ではなく、
確かな記録に基づいて研究できるようになったことが、大変重要な要素です。
なかなか、新しい発想だとは思いませんか?
つづく。
パネリスト :
イナテーク所長 ジャン・ミシェル・ロード
フランス コミュニケーション研究の歴史と展望
NHK放送文化研究所:テレビ番組研究は新たな時代へ