
- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
今日の東京は、比較的穏やかな陽気となっています。
真夏に突入前の「梅雨の谷間」といったところでしょうか。
生活も経済も、そして資産運用も“穏やか”なのが一番ですからね(笑)
さて、このほど国際通貨基金(IMF)が、最新の世界経済見通しを発表しました。
4月に比べ、2009年の世界経済は、0.1%悪化して“ー1.4%”のマイナス成長としています。
要因は、ユーロが0.6%悪化してー4.8%、ロシアも0.5%の悪化でー6.5%と下方修正されている点が挙げられます。
逆に、日本をはじめ、米国、中国、インドなどは上方修正されました。
IMFの予測では、2009年はユーロ圏とロシアの景気後退が長引くことによって、世界経済が低迷するとみているようです。
一方、2010年の予測では、ほとんどの地域が上方修正されています。
4月の予測との対比でみてみましょう。
2010年の4月予測 7月予測(今回)
世界 1.9% → 2.5%
日本 0.5% → 1.7%
アメリカ 0.0% → 0.8%
ユーロ圏 ー0.4% → ー0.3%
中国 7.5% → 8.5%
インド 5.6% → 6.5%
ロシア 0.5% → 1.5%
などとなっています。
世界経済の見通しも、0.6%引き上げて、“2.5%”と上方修正しています。
ここで、目を引くのは、やはりユーロ圏の“−0.3%”ではないでしょうか。
「ポストアメリカ」として注目されてきたユーロ圏ですが、各国の財政・経済状況などまちまちであり、今回のような金融経済危機が起きることによって、“一つの国家”でない弱さが露呈することとなりました。
で、この中で、私がとくに注目したのは、何といっても日本の“1.7%”です。
他の地域より、今回の予測では、上方修正率が最も高くなっています。
果たして、IMFは何を“基準”に判断したのか気になるところです。
少なくとも、私の“実感”では、来年に景気が上向くイメージがまったく湧いてこないのですが・・・・・
皆さんは、いかがでしょうか。。。
仮に、景気が上向いたとしても、またまた“実感”の伴わない成長にならないことを望むばかりです。
そして、経済成長もさることながら、まずは、“安心・安全”に生活できる“穏やかな国”を目指したいと“強く”思う今日この頃です。
このコラムの執筆専門家

- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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