昨日からの続き、周囲の期待とギャップについて。
私はこのお話を始めたときと昨日までとで矛盾することを書いています。
・やろうとしていることが分かる合唱団は評価が高い。
それが分からない合唱団の評価は低い。
・観客は合唱団がやろうとしていることを正確に認識している。
この文面だけを読むと、明らかに矛盾が存在します。
これは前提条件のレベルが問われています。
最初に来ているのは後者の視点です。
そもそもその合唱団が目指している方向性は何なのか?
音楽的に高い地位に立ちたいのか?
地域コミュニティにおいて主要な位置にいたいのか?
こういった大前提を周囲は正しく認識しているのです。
少し経営学的に言うならばポジショニングの問題です。
自社が希望している立ち位置は、案外と周囲は空気を
読んでいるのです。
これに対して、前者の視点はその土台の上に立っています。
目指している方向を達成するためにどのような行動をするのか?
これについては、周囲に伝達することはとても難しいです。
少し言い換えるならば
あの大前提を満たしたいためにどのような行動をしているのか?
が問われています。
それをクリアすることは小前提と理解することが出来るでしょう。
大前提と小前提の間にギャップが存在した場合に、その合唱団に
対する評価は著しく低下します。
「偉そうなことを言っていてあの程度かよ」という評価が下されるわけです。
この項、明日に続く。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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