- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:お金と資産の運用
7月に入りましたが、梅雨明けしていないせいか比較的すごしやすい日が続いていますね。
でも、これから猛暑が来ると思うと、体調は万全にしておきたいところです。
さて、東京都が主導して発行されたCBO(債務担保証券)が債務不履行(元本割れ)で償還されることが発表されました。
7自治体が企画し、1269社の中小企業の社債を束ねたCBOで、2006年に881億円を4つの証券に分けて発行されたものです。
881億円のうち返済順位の高い証券「A号」40億円は、全額償還されますが、残りの841億円が今回デフォルトとなりました。
内訳は、
B号 831億円
C号 7億円
D号 3億円
となっており、この内B号については約85%の償還、そしてC号、D号については、全く“ゼロ”の償還予定とのことです。
当初の格付けが“AAA”だったため、多くの機関投資家や企業が投資を行っていましたが、大きく信用を損ねる結果となってしまいました。
石原都知事が進めた“中小企業支援”の一環として始まった「債券市場構想」ですが、「新銀行東京」の実質経営破たんと共に、大きな痛手を被る結果となってしまいました。
“理想”は賛同できる点も多かっただけに、大変残念な結果と言わざるを得ません。
ただ、“運営面”においては、かなり外部任せでずさんであったともいえるでしょう。
“公”が、民間の、しかも非常に専門性の高い「金融分野」へ参入することの難しさを表す結果になったのではないかと思います。
ただ、いずれにしても、この結果を無駄にしないように、「地方の時代における“中小企業支援”」について、再度真剣に構想を練っていただきたいものです。
「中小企業診断士」としての立場を持つ私としては、心から強くそう願っています。
さて、本日メルマガの発行日です。
ただし、現在「まぐまぐ」さんのシステムがメンテナンス中のため、発行は日付を超えてしまいそうです。
今回は、このマーケットの不安定な局面においても、投資妙味の高い「ドルコスト平均法」を活かした「積立型投資」について、“お得な耳より情報”も満載していますので、是非ご覧いただければと思います↓
http://www.mag2.com/m/0000121186.html
それでは、皆さん、良い週末をお過ごしください。
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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