- 木村 真理子
- 一級建築士事務所 木村建築研究室 建築家・一級建築士事務所主宰
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
我が家の夏は、さらに涼しくなりました。
夜、家に帰ると、1階の窓をルーバー雨戸にして、続いて2階の小屋裏の窓を開けます。
すると、途中2階の窓からも風を呼び込みながら、冷えた風が1階から小屋裏までスーッと抜けて行きます。
我が家が涼しい一番の理由は、日当りの悪さ(笑)。加えて、廻りの家や我が家の木が茂ってきて、廻りの家も我が家も外壁からの輻射熱が少なくなったこと。
つまり、日陰のお陰、木陰のお陰で家の廻りに冷気だまりが出来ることです。
さらに、昨年のエコ改修のひとつ、遮熱塗料や遮熱フィルムの効果もかなり効いていると実感します。
という訳で、夜半は寒いくらいなので、しっかりお布団を被って長袖で寝ます。
また、休みの日の昼間は、玄関のドアを網戸にして2階の小屋裏の窓を開け、東北の風を通します。
暑い日中も風がよく抜けます。
あとは、西日を避ける大きな夏みかんの木を植えれば完璧。早く植えてもらわなくちゃと思っています。
夏を涼しく過ごすには、なにはともあれ、樹木やつるものなどの植物で外壁や地面に直射があたらないようにして輻射熱を押さえるのが一番。
植物は、葉っぱの蒸発散効果で、よしずなどよりずっと家の中を通る風の温度を下げてくれます。
そして可能ならば、風の道と家の中の温度差を注意深く読んで、夜間も心配なく開けられる窓を工夫してしつらえましょう。
木村建築研究室HP http://www.kimuramariko.com/
木村建築研究室ブログ http://blog.livedoor.jp/kimura_atelier/