- 各務 謙司
- カガミ建築計画 建築家
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
そもそも萬来舎とは?
「萬來舎」とは1951年に建築家谷口吉郎と彫刻家''イサム・ノグチ''との共同設計によって、三田の慶応義塾大学三田キャンパス内に建てられた建物の名前です。しかしこのオリジナルの建物は諸般の事情で2003年に''解体''されてしまいました。
残念ながらオリジナルが壊され、今は不自然な形で新校舎の上に再築されている萬来舎ですが、在りし日の写真と貴重な資料を基に構成されているのが、今回の写真展なのです。
アートのオーセンティシティーを伝える
14日のシンポジュームは、ニューヨーク・ノグチ財団の理事であり、建物保存・再生に詳しい建築家''ヒュー・ハーディー''氏を招いた基調講演、そして''谷口吉郎''、''イサム・ノグチ''両氏の関係者が集まっての''パネルディスカッション''が予定されています。
オーセンティシティー
とは本物性という意味ですが、''建物・芸術の保存、再生、改築、再築''を考える上での大きなキーワードです。
14日午後1時半から三田の建築会館ギャラリーで、このシンポジウムが開催されますので、どうぞ興味のある方はいらしてください。
また、15日には二人に縁のある建物、場所を見学して回るバスツアーも開催されます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
カガミ建築計画 各務謙司