第三者機関による建物検査を行なっています。
前回からの続きですが、不動産仲介取引業者は、不動産のプロであってしかるべきだと
思います。当然、業務に携わる人間の多くは、宅地建物取引主任者の免許を取得致します。
只、不動産仲介取引業者は、取引に精通していても、意外なほど建物の知識がありません。
不動産は、多くのケースで土地のみでなく、≪土地+建物≫で、その価値が形成されて
います。本来は、建物の価値がどの程度、残存しているかということが、取引の大きな
指標になるべきです。
−あたりまえのことがあたりまえにできていない事−
これが、一つのビジネスチャンスであり、今後の不動産業界の質を高める活動になると、
信じ、Rバンクという会社を立ち上げました。
その際、一番悩んだのが、建物の価値を図るために何を基準にするかという事です。
我々が行きついたのは、第三者機関による建物検査です。建築には建築の、料理には
料理のプロがいるように、検査には、検査のプロがいます。
公正・公平に建物の価値を見てくれる会社を探している中で、不動産会社や、建設会社
の資本がなく、独立性が高い検査会社を見つけることができました。
それが、 株式会社住宅検査保証協会 という会社でした。
この検査会社を訪問した際、代表を務める大場社長が、直に話をする機会を与えてくれました。
「協力できることは、なんでもするので言ってください。」
我々の、不動産業界の取引の質を上げていきたいという話を、熱心にきいていただき、最後に
言ってくれた言葉です。
この言葉には勇気を頂きました。不動産仲介取引における建物検査の必要性に確固たる自信を
持つことができました。
続きは次回「建物検査とは?」・・・