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閲覧数順 2024年04月18日更新

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ウイスキーのラベルと日本の「包む」文化(3)

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(続き)・・但しそれだけ高価になる訳は、分かるような気がしました。本当に手間暇がかかるのです。ウイスキーには本来「寿命」があります。同じ年に樽詰めされた原酒でも、樽の良し悪しや周囲の環境などによって、成熟し切るまでの年数が異なります。

 つまりある樽は数年でピークを迎え、早々とボトリングされます。また別の樽は何十年経ってもピークに達せず、熟成し続けます。前者の酒は「早飲み」として、安い価格で市場に出回ります。一方後者の酒は「ヴィンテージもの」として、愛好家の垂涎の的となり、高値で取引きされます。

 一つの樽が早飲みかヴィンテージものかを見極めるのは、杜氏の細やかな「目利き」によります。ピークを過ぎてしまったら、売り物にならないのですから真剣そのものです。ちょっとした風味の変化を逃さず、その樽の寿命を見極めるのです。

 それにヴィンテージものとして生き残った樽の中では、ウイスキーが「汗をかく」そうです。つまり酒も呼吸をするので、水分が徐々に減っていくのです。その結果、何十年も経過した酒は、10分の1以下にまで量が減ってしまいます。それが高値に拍車をかけているのでしょう。

 我々は酒というと、単にアルコールが入った飲料、というように捉える向きもありますが、これほどの奥深さ、幅の広さというものがあるとは本当に驚きでした。それだけでなく、自然の営みの不思議さと、人間の工夫や想像力の素晴らしさというものも再発見した一日でした。

 このオフィス兼「酒蔵」を後にし、ウイスキーのほろ酔いを感じながら、或る展望が心に浮かびました。
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