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閲覧数順 2024年04月15日更新

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環境と健康の恐ろしいほどの関係性(2)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心の不安・性格改善
  3. 心の不安・性格改善全般
(続き)・・塩素処理した水道水も、ある意味危険な存在です。水道水の消毒のために塩素処理は必要不可欠ですが、結果的にトリハロメタンという発がん物質を発生させてしまっています。塩素処理した水によってガンの発生率が、3倍前後上昇するとされています。

 意外に影響があるのが、電磁波や地磁気の乱れです。高圧鉄塔の近くは特に乱れやすいとされています。最近では地上デジタル放送の影響があるそうです。自宅の地下で電流が下から上に流れている所では磁場が乱れやすく、それを修正する器具が販売されています。

 部屋の「内装」も重要な要素です。壁や天井、床の色は、精神状態に影響するだけでなく、病気の発生や予防にも関係すると聞いて、少々驚きました。例えばガンの発生を抑制する色は、オレンジ系統だそうです。それぞれの病気によって、適切な色が異なるようです。

 「光」や「風通し」は、家庭の雰囲気に決定的な影響力があります。日当たりが悪く、風通しのないジメジメした家庭は、暗くて元気がありません。自殺者の家庭を調べたデータでは、日当たりや風通しが明らかに悪かったといいます。

 これらの住環境を改善することは、病気の予防や健康的な生活の確保に直結します。ライフスタイルそのものを改革することにもなります。ただ単に、快適な生活を手に入れることには留まらないのです。

 松永氏は「建築医学」というコンセプトを創案し、国や企業を動員する形で、健康に良い住宅の研究と普及に尽力しています。実際に、研究の成果を盛り込んだ住宅が建築・普及し始めています。これからは「トクホ住宅」の導入へと発展する動きがあります。

 この講演を聴き、改めて医療や健康というものを見直してみると、環境と健康との間には、予想以上の深い関連性があることを発見しました。人間の病気や健康を観察するときには、必ずその人の「住環境」や「職場環境」をも観察する必要があるのです。

 さらに患者や顧客を本当に健康に幸せにしようと考えれば、本人に心身だけでなく、住宅や職場の環境にまで踏み込んだ助言やコンサルティングが時として必要になると思います。ということは、本人の家庭や職場を観察することも必要になってくるでしょう。

 古くから産業医は、職場の環境(空気・音・振動・水など)に関して観察と助言をし、時として事業主に苦言を呈することもありました。これと同じような役割りが、家庭にも求められているのではないでしょうか。いわば「家庭医」です。

 この「建築医学」講演会を後にし、環境と健康について改めて考えてみた時、ある構想が心に浮かんできました。
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