- 島田 千草
- 株式会社ノーメン・ジャパン 代表取締役
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
先週、8日間の欧州出張から戻って参りました。
ドイツのデュッセルドルフとパリに滞在しておりましたが、ヨーロッパの夏時間はやっぱりいいですね。
成田からパリのシャルルドゴール空港を経由してデュッセルドルフ空港に着いたのは20時過ぎでしたが、柔らかい日差しが私を出迎えてくれました。
市内中心でありながら、閑静な住宅街に佇むこじんまりしたホテルにタクシーで到着。
チェックイン後、早々に部屋に入ってすぐさま気づいたことは、鳥のささやきでした。
あまりにも美しい調べでしたので、ホテルの館内で流している癒し系のBGMかなと思っていましたが、この美しいささやきはデジタル的なオートリフレインでないことにすぐに気づきました。
すっかり忘れていましたが、パリに住んでいた頃も、夏時間になると小鳥たちのささやきが夕食の時間にどこからともなく聞こえていました。
日の暮れるのが早い日本やアジアでは、夕べの鳥のささやきなんて、みなさん聞いたことありますか?
夕方になって聞こえてくるのは、東京ではせいぜいカラスの鳴き声くらいでしょうか?
ヨーロッパの夏の夕暮れに聞こえてくる鳥のささやきは、パートナーを探すための求愛の歌であると、以前聞いたことがあります。
やっぱり、私たちよりヨーロッパの方が小鳥も人もロマンチックなんでしょうか?
その辺のご判断はみなさまにお任せいたしますが、最後にひとつだけ触れておきたいことがあります。
この小鳥たちの清らかで、甘いささやきには、日々ブランディングについてあれこれ考えている私にとって大きく注目すべきことがありました。
ネーミング開発では、
耳や口から入ってくる言葉や音のイメージ
と、
文字やロゴデザインを通して目から感じるイメージ
の両方の領域で、
「どう見せるか」や''「どう伝えるか」''
を常に検討しています。
この小鳥のささやきをしばらく耳にしていると、もしや求愛の歌ではないかと、自然にイメージが湧いて来てしまうのです。
小鳥の言葉なんて理解できない私たち人間でさえも、小鳥のささやく甘いメッセージを、そこから発せられた音のトーンから認識できてしまうとは!
なんて強いアピール力を持っているのでしょうか!!
デュッセルドルフのホテル周辺で囁いていたあの小鳥さん、自らブランド戦略を実践する強者だったに違いありません(笑)
グローバルネーミング開発
世界へ挑むブランドネーム・CI開発
株式会社 ノーメン・ジャパン
www.nomenjapan.com