- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
例えば、データセンターの運用は、安全に運用するための「人」が重要で、この「人」がいなくなると、データセンターを運用することができません。
したがって、情報セキュリティ対策の中には、人間の安全対策(病気予防・事故防止等)も重要な要素です。
そうした立場で、新型インフルエンザの動きについては注意していますし、国内初のヒト−ヒト感染報告があった「神戸」に住居・事務所を構えていることから、5月19日時点で、今やるべきインフルエンザ対策について述べたいと思います。
なお、関西在住地域の人達と、それ以外の地域在住の方では、この時点では温度差があると思いますが、間違いなく、全国に広がります。
したがって、ここで述べる内容は、地域限定ではなく、日本全国で留意すべき事項であるということを、最初に申し上げておきます。
※ 小生も東京等への出張があります。今の時代は、簡単に長距離を瞬時に人とウイルスが移動するということを、念頭においておくべきなのです。
1.手洗い・うがいの敢行
徹底的にやりましょう。
正しい手洗い方法を学び、実施すべきです。
15秒以上、手首までしっかりと洗う。
消毒も行うとなお良しです。
2.マスクの着用
新型インフルエンザは飛沫感染が基本です。
したがって、サージカルマスクをつけることは、感染防止に役立ちます。
また、自分が感染してしまった場合、他人に咳やくしゃみによる飛沫感染の危険性を与えない様にするためにも、マスクを常時付けておくことが有効です。
すでに、兵庫県下、大阪府下 ともマスクは入手困難です。
関西地域以外の方々は、いまから20枚/人 程度の備蓄をされることをお薦めします。
3. 正しい知識の習得に努める
新型ウイルスであるため、我々には抗体がありません。そのため、感染しやすくなるのは当たり前と考えておく必用があります。
ただ、感染したとしても弱毒性であり、タミフルやリレンザも効くと言われています。
したがって、パニックになる必用はありません。
季節性のインフルエンザも、日本でも、年により人口の5〜15%が感染し、1万人〜2万人くらいが亡くなっていると、国立感染症情報センターが報告しています。
それと比して、深刻な事態であるとは言えないと思います。
新聞やネット等を利用し。正しい知識を身につけておくことが、自己防衛の上でも、地域防衛の上でも重要です。
4.人混みには行かない
ウィルスのありそうなところに行かないことが、感染の可能性を減少させます。
5.感染してもすぐに医者に行ってはいけない。
新型インフルエンザへの感染が疑われる場合は、医者に行かずに、最寄りの保健所へ連絡することが鉄則です。
連絡した上で、発熱外来の予約をとってから出かけることが理想とされています。
通常病院では、新型ウィルス対策ができておらず、医療関係者のみならず、そこに来ている他の病気の患者に感染させてしまったり、自分がもし、新型インフルエンザでなくても、そこで新型をもらってしまう可能性が高いのです。
つまり、通常病院が、2次・3次感染の源になってしまう可能性が高く、絶対に行くべきではありません。
同様に、他の病気で医者に掛かることも、症状が軽微ならば、上記の内容を知らない人達がやってくる可能性のある場所(病院)へ行くことは極力避けた方が無難です。
6.おそらくは、全国へ広がるという前提で行動すべし
新幹線・飛行機等で神戸−東京 の移動が多くあります。
今回の新型インフルエンザは、感染者に症状がでない場合も報告されており、知らず知らずのうちに、周りに患者が座っている可能性があります。
一瞬にして、長距離を移動できる昨今では、自分達の住居周辺は大丈夫ということはありません。
必ず何らかの影響が出ます。
少しでもご参考なれば幸いです。
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岡本興一