一般的な家造りは屋根裏(天井裏)があり、屋根面であまり断熱をしっかりと取らないので、夏等は夜になっても屋根裏が暑く、まるで部屋の上に湯たんぽを抱えたような状態になってしまいます。
それに対して、私たちが設計している家の場合は、最大限屋内空間として活用出来るよう、天井裏を造らず、好きな天井高さを実現させます。そして、屋根面では断熱性のを高めて、家の中に暖気が来る前に排気する仕組みを組み込んでいます。
この写真は棟換気の組み立て途中のものですが、蜂の巣状になったこの素材は、水は入れないけど、排気はするという優れた素材です。夏頃完成しますが、その辺りの効果をしっかりと検証してみたいですね。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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「工事現場 部位別シリーズ」のコラム
屋根面の断熱の隠れた主役(2009/07/17 21:07)