- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ホームページ・Web制作
- 小菅 太郎
- (ITコンサルタント)
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
衆議院選挙ホームページ診断:東京都第9区
-
選挙とホームページ作成について
選挙ホームページ診断
2009-05-04 21:29
衆議院選挙ホームページ:東京都第9区
さて、今回は私が以前住んでいた東京都練馬区南大泉が所属する東京都第9区です。
まず、過去4回の選挙結果のおさらいです。
◎小選挙区当選、○比例代表復活当選、×落選
第44回衆議院議員総選挙(2005年=郵政選挙)
◎菅原一秀 153,309票 自由民主党 前職
×川島智太郎 87,890票 民主党 新人
×望月康子 28,493票 日本共産党 新人
×中川直人 14,952票 社会民主党 新人
第43回衆議院議員総選挙(2003年=民主党・自由党合併後初の選挙)
◎菅原一秀 112,868票 自由民主党 新人
×吉田公一 96,662票 民主党 前職
×望月康子 27,903票 日本共産党 新人
×村田敏 8,841票 社会民主党 新人
第42回衆議院議員総選挙(2000年=神の国解散選挙)
◎吉田公一 86,450票 民主党 前職
×菅原一秀 81,912票 自由民主党 新人
×望月康子 44,057票 日本共産党 新人
×川島智太郎 31,612票 自由党 新人
第41回衆議院議員総選挙(1996年=初の小選挙区選挙)
◎吉田公一 67,657票 新進党 前職
×小川敏夫 59,668票 民主党 新人
×ガッツ石松 43,766票 自由民主党 新人
×増村耕太郎 31,612票 日本共産党 新人
×坂藤朋夫 11,808票 社会民主党 新人
自民党の菅原氏が2連勝しています。
選挙の度に票を増やしていて、自民党優勢な選挙区の一つです。
民主の元議員吉田氏が政界引退し、川島氏も今回は出ず、
新たな候補として木内たかたね氏が菅原氏に挑みます。
というわけで衆議院選挙HP診断第2弾は東京都第9区です。
>
次回総選挙での立候補予定者
公示前なので確実ではないですが、下記の方々予想されています。
・菅原一秀 (自由民主党:現職)http://www.isshu.net/
・木内たかたね(民主党:新人)http://takatane.com/
・岸良信(日本共産党:新人)http://www.jcp-site.com/kishiyoshinobu/
今回の3名はいずれもブログを書いています。
これは興味深いことです。
知名度がそれぞれないこともありますので、人となりを知ってもらうには良い方法です。
*診断項目
「ウェブ標準的・SEO的・ユーザビリティ的に・コンテンツ的」の4つで今まで診断していましたが、
衆議院の場合、SEOは重要でなくなってくるので、それを外し、「わかりやすさ」を加えます。
ウェブ標準的・ユーザビリティ的に・コンテンツ的・わかりやすさ」の4点で行います。
全て5点満点(合計で20点満点)
*菅原一秀氏:8点
・ウェブ標準:2点
テーブルレイアウトであったり、一部記述が洩れているなど問題があります。
それ以外は問題無しです。
・ユーザビリティ:2点
文字サイズは可変で、ナビゲーションもわかりやすい。
ただ、肝心の「すがわらの主張」がPDF。。。。
これは論外です。
この箇所以外に主張を伝える場所がないですし、、、、
HTMLにするのが大変な場所とは思えませんが、、、
・わかりやすさ:2点
人となりはよくわかります。そういうコンテンツは充実しています。
ポスターもそうですが、その辺は意識しているのでしょう。
「スポーツ」「早稲田」「商社マン」・・・私も頭に刷り込まれています。
あとは駅立ちと無派閥ですね。この人の特徴は。
ただ、それ以外はわかりにくすぎます。
PDFの件もそうですが、経歴や駅立ちは人となりを知るには役立っても
何をしたいのかを理解するのには役立ちません。
そこがわかりにくいです。
・コンテンツ:2点
コラムもありますし、活動の情報はありますが、やはり主義・政策の情報が不足しています。
・改善点
コンテンツの見直しが必須です。
若さで勝負する頃は人となりでもいいでしょうが、
今後自民党の主軸になるにあたっては政策アピールが不足しています。
*木内たかたね氏:8点
・ウェブ標準:3点
wordpressで構築しているようですが、ソースがちょっと汚いですね。
更新性は大丈夫でしょうか?
altがきちんと入っていない部分が何箇所かあります。
全般では問題なしです。
・ユーザビリティ:2点
文字サイズは可変になっていますが、基本サイズももう少し大きいほうがいいでしょう。
ボタンもそうです。
フッターナビもあるほうがいいでしょう。
・わかりやすさ:2点
後述のコンテンツにも絡みますが、わかりにくいです。
定量的な情報がもっと必要です。
特にトップページが有効活用されていなく、わかりずらさを増長しています。
また、トップ以外では「誰のホームページ?」という感じもします。
・コンテンツ:1点
ブログがありますが、それ以外は人となりも政策も説明が不十分です。
投資銀行系のキャリアもうまく活用できていません。
初立候補ですので、トップの使い方も含めてアピールが必要です。
SEO的なコンテンツもありません。
・改善点
コンテンツの充実とわかりやすさの強化が必要です。
トップに乗せる項目も見直したほうがいいでしょう。
小沢さんの握手では「民主党なんだ」ということ以外わかりません。
*岸良信氏:6点
・ウェブ標準:1点
おそらく専門家でない人が手作りで作成したようですが、コードはぐちゃぐちゃです。
全てのブラウザできちんと表示されるか心配です。
使ってはいけないタグもあります。
・ユーザビリティ:1点
全般的に使いにくいです。
フレームがあったりなかったり、上に戻るリンクがなかったり、、、
タイトルのつけ方もいまいちです。
・わかりやすさ:2点
プロフィールでいきなり違う人の名前(紹介のようですが)が出てきたり、
わかりにくいです。
共産党のウェブサイトに飛ぶリンクも予告なしに同じウィンドウに表示され、
リンク構造に課題があります。
政策自体はわかりやすいですが。
・コンテンツ:2点
ブログがしっかり更新されているところは良い点です。
それ以外は不十分で、共産党ということ以外によくわかりません。
・改善点
作るならきちんと作ったほうがいいでしょう。
この作り方だと運営も(ブログ以外)大変そうですし、
操作性もいまいちです。
*総括
全員が8点以下と東京都第10区に比べてもいまいちの結果でした。
全員ブログがあり、そこはポイントですが、
新人の二人はとりあえず作った感が伝わりますし、
菅原氏も自己アピールだけになっています。
まだ選挙まで時間もあるようなので、3人とも再構築が必須です。
※環の議員ウェブサイト構築
http://www.kan-net.com/package/election/index.html
◎小選挙区当選、○比例代表復活当選、×落選
第44回衆議院議員総選挙(2005年=郵政選挙)
◎菅原一秀 153,309票 自由民主党 前職
×川島智太郎 87,890票 民主党 新人
×望月康子 28,493票 日本共産党 新人
×中川直人 14,952票 社会民主党 新人
第43回衆議院議員総選挙(2003年=民主党・自由党合併後初の選挙)
◎菅原一秀 112,868票 自由民主党 新人
×吉田公一 96,662票 民主党 前職
×望月康子 27,903票 日本共産党 新人
×村田敏 8,841票 社会民主党 新人
第42回衆議院議員総選挙(2000年=神の国解散選挙)
◎吉田公一 86,450票 民主党 前職
×菅原一秀 81,912票 自由民主党 新人
×望月康子 44,057票 日本共産党 新人
×川島智太郎 31,612票 自由党 新人
第41回衆議院議員総選挙(1996年=初の小選挙区選挙)
◎吉田公一 67,657票 新進党 前職
×小川敏夫 59,668票 民主党 新人
×ガッツ石松 43,766票 自由民主党 新人
×増村耕太郎 31,612票 日本共産党 新人
×坂藤朋夫 11,808票 社会民主党 新人