大型連休が終わりましたが、みなさま無事社会復帰されているでしょうか。寒暖の差も激しいですし、無理せずたまには美しい新緑や青い空などをボーっとながめたりして意識的にリラックスタイムをお過ごしくださいね。
さて、今月の小さな月刊誌『PHPスペシャル』、特集は「また歩き出すための心の休ませ方」。
カウンセリングをしていても、とにかく休むことが苦手な方が多いと実感しています。
何かしていないと自分の価値がないと思いこんでいらっしゃるのかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか。
私もかつては人生の意味を考えたり、まわり(特に親)の期待に応えようとしたりしてきましたが、この仕事をするようになり、年を重ねて、ひとは生きているだけで価値があると思えるようになりました。
もちろん、誰かの役にたつことや、何かの結果を残すことはすばらしいことです。でも、それらはプラスアルファのものであって、実績(?)がその人の価値を決めるものだとは思いません。
だって、じゃあ怪我や病気や災害にあって動けずにいる人に価値がない?そんなバカなですよね。
基本は自分のコンディションを良好に保つこと。これが土台、基礎部分。自分のケアを第一に考えることはわがままではなく、基本のキ。自分自身の健康を犠牲にしてまですべきことはありません。少なくとも私はそんなことされても嬉しくないです。
そのうえでのオプションは各人の自由。大いに何かを成し遂げるなりチャレンジするなりしてください。
だから、土台のコンディションが弱っているときは、最優先で補強すべし。その方法は人それぞれなので、日頃からみつけておくこと。これがまさにセルフケアです。
で、私の連載「働く女性のための相談室」、今回のお悩みは、会社の新しい制度になじめるか、特に異動が活性化するという不安についてです。
変化に弱い人にとって、長く慣れた環境が変わることはとても不安だと思います。
実は私も変化(特にデジタル化)は苦手で、なかなか時代の変化についていけず日常的にストレスを感じています。
とはいえ、人生100年時代、さすがに逃げ切れないだろうと自分を鼓舞して渋々デジタル機器に接しています
変化はストレスですし、変化への適応って本当に個人差が大きいので無理をする必要はありませんが、人生は変化の連続なので、無理のない範囲でとりくんでいきましょう。そのためにもコンディションがとっても大事。どうぞセルフケアをお忘れなく。
このコラムの執筆専門家
![藤井 雅子](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1324533623.jpg)
- 藤井 雅子
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- メンタルエステ ココロの部屋
カウンセリングはココロのエステ
自分を好きになれない、自信がない、思ったことを上手に表現できない、人目が気になって仕方ない、不安やイライラで毎日が楽しくない、甘え下手・・でもどうしていいかわからない、そんな悩める女性たちを心から応援します。ぜひ一度ご相談ください。