- 守屋 啓吾
- 医療法人社団東風会
- 歯科医師
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
東風会の全体セミナー&歓迎会が行われた。
今回の全体セミナーのテーマは自費の補綴物で、最新の情報も盛り込んだ内容を和田精密の人にレクチャーしてもらった。
ドクターサイドとしてはもう少し突っ込んだ内容が欲しかったところだが、他のスタッフからはおおむね好評であったようだ。
私たちはもし自分がしてもらうとしたら、あるいは自分の家族が治療を受けるとしたらどういうことをしてほしか、なぜそうして欲しいのかを来院者にきちんと説明する義務がある。
この前右下6番のインレーを入れてもらったがもちろんゴールドである。タイプ2でもよかったが在庫なかったのでタイプ3にしてもらった。展性、延性や生体適合性を考えるとゴールドがファーストチョイスだろう。
歯科医療に携わる人で自分の口の中に健康保険の12%金銀パラジウム合金を入れてほしい人はいないはずだ。これは日本にしかない代用合金で金はわずか12%、ほとんどは銀であとパラジウムと鋳造性を良くするためにいろいろな金属が入れられている。
代用合金としては割とよくできているのだがそれも金に比べるとはるかに見劣りするし、添加された様々な金属の体に及ぼす影響を考えるとあまりお勧めできるものではない。それにもかかわらず日頃あまり説明もせずに安易に患者さんの口の中に使ってしまっている。
ちゃんと説明すれば拒否する人も多いだろう。もちろん受け入れる人もいるだろうが説明を受けて納得してからにしてほしいはずだ。健康保険の診療で忙しい歯医者さんはなかなかそこまで気が回らないもの。
気になる人は「金銀パラジウム合金」で検索してほしい。
さて懇親会は人数が40人を超えてますます会場が見つけにくくなってきた。しかも会場によっては各自に飲み物がいきわたって乾杯までにすごく時間がかかる。
それでも私のテーブルはなかなか濃いメンバーで話が盛り上がって楽しかった。