BMIは、体重と身長から計算した肥満度を示す指数。標準体重はBMI=22で、18.5以下だと低体重、25以上を肥満と定義されています。またBMIは、虚血性心疾患、脳卒中、大腸癌、腎臓病、子宮内膜症、閉経後乳癌による死亡のリスク因子として確立しています。
ランセット誌*1に公開された情報によると、死亡率は22.5〜25.0で最も低く、この範囲以上でも以下でも死亡率が上昇することが、57のプロスペクティブ試験*2に登録された 894,576人を対象にした解析で明らかとなりました。
データでは、BMIが5 増加するごとに全死亡率が平均で約30%ずつ上昇しています。原因別の死亡率増加は、血管死が約40%、糖尿病死が約120%、腎臓病死が約60%、肝臓病死が約80%、新生物死が約10%、呼吸器病死が約20%、その他の疾患による死亡が約20%となっています。
適切な体重管理は、カイロプラクターにとって重要なヘルスケア業務の一環だと考えています。そのために、ウイケアでは栄養士やトレーナーなどとの連携を取ったチームによるヘルスケアをめざしています。
* 出典 http://www.ctsu.ox.ac.uk/projects/psc
吉川祐介 Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア