- 上津原 章
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
- 山口県
- ファイナンシャルプランナー
-
0820-24-1240
ここ1か月余りで、
アメリカドルの為替は1ドル=150円台→138円台に大きく円高になっています。一般的には、急激な利上げの副作用でアメリカの景気が悪くなったためと言われています。他の指標を見ると、6月に1バレル=120ドル台まで高騰した原油は、ウクライナ紛争が起きる前の1バレル=78ドル台に戻っています。11月上旬に1ドル>1ユーロだったユーロはドルに対して強く(ユーロ高に)なっています。ヨーロッパ経済が回復しつつあるのかもしれません。
ニューヨークダウ主要30銘柄から考える価格変動リスク
11月に、資産運用に関するセミナーの講師をする機会があり、2000年からの株式市場や為替のデータを調べてみました。ここでは、アメリカのニューヨークダウ主要30銘柄の株価指数についてお話しします。新聞やテレビではアメリカドル建ての数値で報道されます。その指数を日本円建てで計算すると、思ったより値動きが緩やかだと感じました。
その理由は、大まかにいえば、円高の時にはドル安メリットでアメリカ企業の業績が良くなる傾向があり、円安の時にはその反対にアメリカ企業の業績が伸び悩む傾向があるからです。それでも、会社は利益を出し続ける限り資産価値が増えていくため、長期的には株価が上昇します。日本円建ての株価指数は22年余りで4.6倍になりました。今年になって、急激な利上げによって為替は円安に振れています。アメリカドル建ての株価指数は年初と比べて約1割下落しておりますが、日本円建てではプラスになっています。(2022年10月時点)
岸田首相が資産倍増計画を提唱されています。
これからますます外貨建て資産を持つ方が増えてくることでしょう。円高だから良くない、円安だからラッキーといった考え方は好ましく有りません。円高でも、外国株式の運用成績が日本円建てでプラスになることがあるからです。将来のことは不確実ではありますが、過去のデータや歴史を調べることで、投資をしてよいかどうか的確に判断できるのだと思います。あなたも一緒に資産運用について学んでみませんか。
このコラムの執筆専門家
- 上津原 章
- (山口県 / ファイナンシャルプランナー)
- 上津原マネークリニック お客様相談室長
心とお金が豊かになるライフプランを一緒に作成しませんか。
「上津原マネークリニック」という名前には、お金の無理やストレスのない「健やかな」暮らしを応援したい、という思いがこもっています。お客様の「ライフプラン設計」を第一に、また「長いお付き合いを」と考え顧問スタイルでライフプランを提案します。
「資産運用の考え方」のコラム
我が家の新NISA対応のその後(2024/02/29 19:02)
我が家の新しいNISA対応(2024/01/31 21:01)
新しいNISAを始める前に(2023/12/28 22:12)
利上げを続ければ経済は苦しくなる。(2023/11/30 17:11)
株価の急落時に気にかけたいこと(2023/10/04 18:10)
このコラムに関連するサービス
~心とお金の豊かな暮らしのための~
- 料金
- 27,273円
当マネークリニックでは、まず、お客さまにとって「ここぞという時」がいつなのかを一緒に確認することから始めます。それが、「お子様の誕生」「マイホーム購入」など人生におけるイベントを書き出した「ライフイベント表」の作成です。また、そうすることで見えてくるのが、その人が、暮らしの中で大切にしている価値観です。価値観を再確認することで、お金の使い方・ふやし方もおのずと決まってきます。
このコラムに類似したコラム
今しかできないことを大切に 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2024/01/31 21:21)
25年前にはどのようなことがあったのだろうか? 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2023/10/31 16:11)
株価と長期金利で振り返る20年前と現在 上津原 章 - ファイナンシャルプランナー(2023/02/28 20:33)
2022年10月の家計収支を確認しよう 大間 武 - ファイナンシャルプランナー(2022/11/15 16:51)
円安加速、1ドル=150円台に|中途採用求人倍率2か月連続で過去最高更新 吉野 裕一 - ファイナンシャルプランナー(2022/10/21 07:00)