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山中 昇
山中 昇
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白尾 由喜子
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閲覧数順 2024年04月17日更新

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英語の出来ない日本人の脳に「本物エッセイ」を教える方法

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英語学習方法 英語でエッセイを書く

 「日本人はなぜ世界で一番英語が出来ないのですか?」に回答するコラムを書きました。

 

答えは簡単。

「クリティカルシンキング思考法を理解しないまま、日本の思考法で英語をInput, Outputしようとしているから。」

 

英語も日本語も、言語は人間が脳で思考することを外に表す媒体に過ぎません。

勝手に自分たちの思考法を外国語に使おうとしても無駄。

まず英語の思考法を学ぶことから英語理解が始まります。

日本人の考え方を理解せずには、日本語はわからないのと全く同様なのですが。

伝わりませんね。

 

「わぁ〜い、留学ぅ〜〜!」とカナダに押し寄せて遊学しても、日本人留学生の英語力は惨憺たるもの。

日本の塾で英語エッセイと称した「単語・フレーズ暗記」をやっても全く役立たず。

クリティカルシンキング欠如だ!って何年も叫んでいるのに伝わりません。

 

そのクリティカルシンキング欠如が明確に見えるのが、日本人の書くエッセイ。

酷いです、正直。

・全くの日本思考で、曖昧、概要、一般的、抽象的な英語の羅列

・Zombie wordsと呼ばれる長たらしい名詞を使いすぎて何を言ってるのかさっぱりわからない。

・自分の目から観察・経験した事を、客観的・論理的・科学的・批判的(これこそがクリティカルシンキング)を使う書き方を知らない

・文法が回りくどく、日本語を英語に置き換えただけの書き方をする

・内容が退屈で、英語エッセイには必須のエンターテインメントの要素が全くない

 

日本の中学生でも、高校生、大学生でも、社会人で少々英語が出来ると思っている人でも、書いたエッセイはほぼ同じ酷いレベル。

読む気が起こりません。

 

じゃ、ここで問題解決。

問題が起こるのは原因があるから。

 

その原因をまず取り除くのがクリティカルシンキングでの問題解決法。

日本の教育改革のように、見え見えの原因をわざわざ避けて、なんちゃら会議を作り、おじさん達が枠組みだけを変えようとしても全く通用しません。

 

日本の中学生・大学生にクリティカルシンキングの芽を作る最適な方法は、本物の英語思考からのEssay Writingを指導すること。

(残念ですが、小学生はまだ脳の発達がそのレベルに届いていないのでエッセイは難しい。大学生?すでに脳が完全日本式に出来上がってしまっているので難しいです。)

 

じゃ、どうやれば?

 

日本の塾で教えるままごとのような日本式エッセイではなく、本当に世界をうならせるOutputレベルに到達するには、下記の環境を提供出来る指導者が必要です。

 

1.英語Native Speakerでエッセイ指導専門の指導者

2.日本人が陥るエッセイの間違いの原因を理解出来る指導者

3.その指導者は、英語も日本語も理解し、2つ言語の背景にある思考法を知っていること

4.その指導者は、本物の英語文法の機能を、日本人に特化した説明で導けること

5.Critical Thinking/ReasoningをエッセイWritingを通じて日本人に理解させることの出来る指導者

 

まず、これは絶対必要条件。 

そして、同様に大切なのが、個々の日本人生徒の考えを自由に発信出来る環境を整えること。

 

Partnerの数学論理専門家のRobert McMillanとタッグを組み長年日本の生徒にエッセイ指導をしています。

その生徒たちは、見事に上記の1〜5の条件を満たす指導に出会い、カナダ大学関係者を驚かせるWritingスキルを学び世界に飛び出しています。

日本人の中では群を抜く稀有な英語Wrirtingスキルを持ち、大きな将来を見つけている教え子は私達の喜びです。

 

なぜ、そんなに伸びるかって?

生徒それぞれの自由な考えを尊重し、奨励しているからです。

生徒たちの脳細胞を思い切り喜ばせているからです。

 

「とにかく楽しい!」と脳が叫んでいるのが聞こえます。

その理由は?

 

自分だけのユニークな考えをそのまま英語でOutput出来るからです。

すべて生徒自身のこれまでの経験と観察に基づき、自由に発想を展開させて行きます。

もともと決まったテーマもありません。

 

各レベルのエッセイ形式を使い、そこに自分のユニークな考えを書いていくだけですが、それがたまらなく楽しいそうです。

日本の学校のように「これを書いたら困る」のように上から先に決められている枠はありません。

自由な考えに、論理的説明がつけば何でも大丈夫。

 

「これは駄目」「あれも駄目」の日本の学校からはるか遠くにある、Writingパラダイスのような環境で、生徒たちは目を輝かせてどんどん成長して行きます。

 

ただし。

自分の考えを論理的に述べること。

どんな簡単で短いエッセイであろうとも、論理が一貫していること。

それだけ。

 

指導責任者のRobert McMillanは数学専門家。

徹底的に感情を排除した数学的なストレートな論理で生徒を導きます。

ユニークなアイディアには大笑いし、励ましながら。

Robertの笑いを取ろうと生徒たちは今日もがんばります。

 

こうして、Critical Thinking基礎能力だけでなく、英語エッセイには必須のEntertainmentの要素も学んで行く生徒達。

 

最近はこんなテーマも飛び出して、素晴らしいエッセイに仕上がりました。

すべてのテーマに論理的・客観的理由がすばらしいです。(ここでは割愛していますが、興味のある方はお問い合わせ下さい。)

 

・「日本の学校は早弁を許可するべき」

・「外でお尻を出すべきではない」(キャンプ時のこと)

・「数学の授業中には英語の宿題をすべきでない」

・「(個人的信念として)カリフラワーは絶対食べない」

・「ショッピングモールのセールスマンは壊れたタイマーのようなもの」

・「日本の学校の宿題は虫のようなもの」

 

長年このようにして日本の生徒の脳を起こし、学びを喜び、自分を自由に表現出来る環境を提供して来ました。

その成果は

とても大きいです。

 

現在、カナダから直接日本の生徒たちに提供している学びの場は:

 

UX English(カナダからの本格的英語学習サイト)からのEssay Basics

・直接オンラインレッスンを含む完全密着指導のカナダクラブ

 

日本の生徒が遭遇する困難を知り尽くしたRobert McMillanがデザインし、指導のリードを取るこのエッセイ特訓コース。

[英語の出来ない日本人の脳に「本物エッセイ」を教える方法]を日々実践中です。

 

カナダ・アルバータ大平原はすでに雪景色。

今日の気温はちょっと暖かめの(これでもです)マイナス4度。

広い広い大地に静かに雪が降っていまし。。たが。。急に吹雪いて来ました。

さぶ。。。     

 

さぁ、今日はカナダクラブのオンライン直接レッスンの日。

またどんな楽しいアイディアに出会えるでしょうか。

 

カナダにいらっしゃい!

_________________

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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
Super World Club 代表

カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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