第3回 アクセス解析を役立てる方法 続編 - ITコンサルティング全般 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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第3回 アクセス解析を役立てる方法 続編

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アクセス解析・LPOの有効な活用方法
アクセス解析を効果的に使用する方法、2つ目は、サイトを効率よく改善するための手順をきちんと考えることである。
アクセス解析から取得できるデータは多種多様で、導入したばかりのサイト運営者にとって、どのデータを重視すればいいのか、何をすればいいのかわからないという悩みが多い。そこで、まずは簡単に問題点が分かる指標に絞り、チェックすることである。
例えば、離脱率の高いページを確認し、そこを改善することから始めると、効率的に改善できる場合が多い。
ただし、離脱率が通常から高いトップページについては、別途検討をしたほうがいいだろう。

具体的には、
(1)ユーザーが最初にアクセスしたページ(入口ページ)のアクセス数を見る。
(2)ユーザーが最後にアクセスしたページ(出口ページ)のアクセス数を見る。
(3)入口ページと出口ページのアクセス数を比べる。

中には、あまりユーザーが流入していなかったり、入口ページとして機能していないページにもかかわらず、多くのユーザーを逃がしていたり、出口ページとして働いてしまっているページもあるだろう。もし、そのぺージが店主の日記など、売上に直結しないコンテンツなら削除も含め、見直しが必要だ。
商品ページなど、売上に直結するコンテンツの場合は、そのページのユーザービリティを改善することをまず考えたい。
例えば、文字の大きさは見づらくないか、ナビゲーションに問題がないか確認する。
特に問題がなければ、その商品に関係する他の商品やコンテンツへの誘導を考え、プレゼントページや商品購入への誘導を強化して、離脱数を減らすよう努力すべきだろう。

このように問題となるページを改善することで、サイト全体のユーザーを保持する力をまず上げる。上記をおこなったあと、目的ページ(コンバージョンページ)への誘導方法を考えると、比較的スムーズに改善がおこなえるだろう。